fbpx

注目の「ドローン関連株」15銘柄をピックアップ!首相官邸に機体落下後の値動きは意外に悪くない

22日(水)前場引け後に第一報が入った、小型無人飛行機「ドローン」の首相官邸落下事件。

テロ悪用への懸念などからドローンに対する規制強化の議論が活発化していますが、今後、ドローン関連銘柄はどうなるのでしょうか?マネーボイス編集部でピックアップしたドローン関連15銘柄、事件報道後の値動きを振りかえってみましょう。

ドローン関連15銘柄

※騰落率は21日(火)終値から24日(金)終値で算出

ドローン関連15銘柄のうち5銘柄が3日間で-3%超の下げ

まず、事件が報じられる前日の21日(火)終値から24日(金)終値の間に、3%以上下落したドローン関連銘柄は15社中5社でした。

  • イメージ ワン<2667> -31円(-5.30%)
  • ディジタルメディアプロフェッショナル<3652> -429円(-13.95%)
  • モルフォ<3653> -420円(-3.22%)
  • ブイキューブ<3681> -75円(-4.61%)
  • ヤマハ発動機<7272> -91円(-3.08%)

東証1部のヤマハ発動機をのぞく4銘柄は、JASDAQやマザーズの新興銘柄ですね。

また、B・N・F(ビー・エヌ・エフ)氏が大株主に名を連ねるイメージ ワン<2667>は事件発覚当日の22日に、ディジタルメディアプロフェッショナル<3652>とモルフォは前日の21日に、それぞれザラ場の年初来高値をつけてから下落に転じているのが特徴的です。

これらの銘柄はもともとチャートに過熱感があったことから、ドローン落下騒動が利益確定のよい口実になった可能性がありそうです。

意外に健闘!ドローン関連で値上がり・変わらずが7銘柄も

落下騒動やその後のネガティブな報道をものともせず、株価が比較的堅調に推移したドローン関連銘柄もあります。

3軸加速度センサ開発の北陸電気工業<6989> +7円(+3.78%)や、ラジコン飛行機の老舗・双葉電子工業<6986> +30円(+1.50%)、地理情報システム開発のドーン<2303> +10円(+1.01%)などです。

事件後の3日間で、編集部がピックアップしたドローン関連15銘柄の勝敗は、値上がり6銘柄、値下がり8銘柄、変わらず1銘柄となりました。

「空の産業革命」を牽引するドローンへの安易な規制強化は、無人機ビジネスを手がける企業やマーケットにとって想定外の冷や水となりかねませんが、いまのところ投資家は冷静に対応している様子。

良くも悪くも注目が集まるドローン、知名度アップでさらなる高値更新となるか、規制強化への懸念から一相場終わってしまうのか、いまがまさに正念場と言えそうです。

【ドローン関連15銘柄 27日(月)終値】

ドーン<2303> 995円 -1 (-0.10%)
イメージ ワン<2667> 564円 +10 (+1.81%)
菊池製作所<3444> 1,752円 -43 (-2.40%)
ディジタルメディアプロフェッショナル<3652> 2,652円 +6 (+0.23%)
モルフォ<3653> 4,130円 -75 (-1.78%)
ブイキューブ<3681> 1,587円 +35 (+2.26%)
UKC<3156> 2,174円 +10 (+0.46%)
ソニー<6758> 3,729円 -10 (-0.27%)
アルプス電気<6770> 2,953円 -34 (-1.14%)
古野電気<6814> 1,030円 -3 (-0.29%)
双葉電子工業<6986> 2,052円 +18 (+0.88%)
北陸電気工業<6989> 192円 0 (0.00%)
ヤマハ発動機<7272> 2,835円 -24 (-0.84%)
パスコ<9232> 337円 -3 (-0.88%)
セコム<9735> 8,631円 +20 (+0.23%)

いま読まれてます

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー