「リーダーをやりたくない」トランプ米国は、どんなリーダーになるか?
トランプ大統領の誕生は、どちらにしても世界中の秩序を危機にさらす可能性がある。
保護貿易が蔓延し、環境保護も進まない。そんな状況では、米国にも平和は訪れない。トランプがこのままこれまで主張してきた政策を実現させたとしても、結局は世界のリーダーとしての地位を復活させなければならないだろう。
前回の大統領選でも、やはりオバマは「世界のリーダーにはなれない」と宣言したことがある。「Gゼロの時代」とも言われた。しかし、リーダー不在の時代はそう簡単には継続できない。
Gゼロという言葉は、政治学者のイアン・ブレマーが2011年に指摘した言葉だが、リーマンショックやISの拡大などを見てもわかるように、近年G7(先進7か国首脳会議)が指導力を失い、G20(20か国首脳会議)も機能しない時代を迎えていた。
本来なら、米国がリーダーとならなければいけなかった時期に、オバマ政権は民主主義を守るという理想にこだわるあまり、経済的にも、軍事バランスの面でも、常に腰が引けている状態だった。
トランプの登場によって、世界はどう変化するのか。いま。世界がかたずをのんで見守っている状態だ。
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※本記事は、『岩崎博充の「財政破綻時代の資産防衛法」』2016年12月16日号の一部抜粋です。ご興味を持たれた方はバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。
『岩崎博充の「財政破綻時代の資産防衛法」』(2016年12月16日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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