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今は貧乏でも怯むな!株で勝つと決めた途端「退屈な日常」が輝く理由=鈴木傾城

うまい話がゴロゴロ転がっているわけではない

私は暴落が来ていないときも株式を買っている。優良企業の株式がほどほどの値段であれば何も言わずに買う

暴落していない時の株式を買うというのは、大きな利益を得られないことを意味する。株価が高い上に配当利回りが低いわけで、二重に利益が減るのだから深刻だ。

しかし、私はそれでも、いくつかの指標を見てそれほど割高であると思わなければ、それを手に入れる。なぜなら、大きな利益を得られないことよりも機会損失の方が有害であると思っているからだ。

機会損失というのは、「株を買わないことによって、利益を得る機会を逃す」という意味だが、もし大暴落の買い場が10年もこなければ、10年も資金を現金で寝かせたまま、まったく利益が出せないことになる。

キャピタルゲイン(値上がり益)もインカムゲイン(配当)も手に入らない。

10年で株価の値上がり益がどれくらいになるのかは予測できないので、それを考えないとしても、年間配当3%であれば10年で確実に30%が得られる。

もし株価の値上がり率が10年で20%くらいでしかない失望の結果であったとしても、これを30%の配当と共に考えると、資産は50%膨らんだということになる。

資産が1000万円の人は500万円が手に入っているし、2000万円の人は1000万円が手に入っているということになる。3000万円の人は1500万円が手に入り、4000万円の人は2000万円が手に入っている。

資産の総額が大きくなればなるほど、50%でも増える資産は大きなものになる。これを見逃すのは、間違いなく機会損失であると言っても過言ではない。

だから、資産が大きい人であればあるほど、暴落が来ていないときも株式を買うという姿勢は重要になる。

濡れ手に粟にはならないのだが、世の中はいつでもうまい話がゴロゴロ転がっているわけではないのだから、チャンスがくるまで「ほどほどで手を打つ」というのが現実的な視点だ。

Next: 少額投資家ほど「簡単に資産が膨らんでいく」手法とは?

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