都立高校への進学で考えなければならないこと
公立中学から都立高校への進学には、内申書の点数と高校入試試験の2本立ての作戦が必要です。内申書は、定期テストと提出物の内容でほぼ決まります。普段の提出物をしっかり出すことです。
肝心なのは、定期テストです。テストは真剣に受けること。できれば2週間前から勉強を開始、9割以上の得点を目指してもらいたいのです。「8割では恥ずかしい、9割以上を取れ」と伝えるのです。伝えるだけです。「9割以上を取りたいなら応援するよ」と伝えます。
我が家は、中学校では、クラス学級委員になること、部活ではキャプテンを務めること、内申書はまあ普通に「オール5」が望ましいと伝えます。
「オール5が望ましい」と伝えるだけで、やれと命令するわけではないのです。できなくても、伝えることが重要。目標は高く。子供を甘やかしてはいけません。
甘やかさないことの中で、学力をつけるために、絶対に妥協できないことがあります。それは、英単語や漢字です。
大学受験をするのだから、中学校のうちから単語帳はすべて覚えること。隙間時間には単語のひとつでも覚えなければ、時間がもったいないと伝えます。伝えるだけです。「単語を覚えるなら応援するよ」と伝えます。
覚え方については、お兄ちゃんたちから教わります。見て覚えてもいい。書いて覚えてもいい。それぞれにやり方はあるのです。教科書全部、隅から隅まで暗記すべきだと伝えます。「暗記するつもりなら応援するよ」と伝えるのです。
常に「応援している」と伝え続けること
本日、紹介した都立高校は、うまく活用すれば塾は不要です。最近の塾、東進ハイスクールなどは、成績がよい生徒には無料で講座に招待しますので、本日紹介した高校の生徒たちの最上位層は無料で塾に通っています。都立高校に進学した後も最上位層に位置することで、民間の塾の費用が不要になる場合があります。
大学に進学した後も、GPA(Grade Point Average)が重要です。大学院に進学するときに高いGPAが必要ですからね。遊ぶヒマはありません。大学に入ってからは「オール優」でなければ、海外留学には選ばれない。国費留学生にはなれないと伝えます。伝えるだけです。「オール優を取るつもりなら応援するよ」と伝えます。
成績上位層は、大学の学費も免除になるケースがあります。優秀な学生は奨学金がもらえます。
受験をする際には、ギリギリで受かるのではなく、上位で受かればかっこいいと伝えます。伝えるだけです。上位で受かると楽だよ。「上位合格したいなら応援するよ」と伝えます。
大学受験も同様です。ギリギリで受かるのではなくて、圧倒的な学力を持って、最上位層で受かるようにと伝えます。伝えるだけです。「満点で受かるためにはどうしたらいいのかなぁ、満点を取る気があるなら応援するよ」と伝えます。「本気でやればできるはずだよ」と伝えます。
受験も試験も資格も、受かることを目標にするのではなくて、何割で受かるか。「かっこいいのは満点(1番)で受かることだよ」と伝えます。伝えるだけです。「満点とったらすごいぞ。満点とるつもりなら、応援するよ」と伝えます。
ハードルは高く! 子は崖から落としましょう。可愛い子には旅をさせましょう。我が子には、厳しい受験を経験させましょう。満点を課しましょう。
そのためには、「中学校のうちから大学受験に通用する語彙をつけるべきである」と伝えます。伝えるだけです。「応援するよ」と伝えるのです。
(P.S.)長男と次男が小学生のころ、2人だけを飛行機に乗せて3泊の旅をさせました。親は一緒にいきません。2人だけで山陰地方に行き、海でダイビング。命の危険もあったようです。元気で帰ってきた。たくましくなって帰ってきました。
『億の近道』(2017年8月31日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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