【展望】狼狽ショート筋の買い戻し一巡、日経平均は再び揉み合い相場へ=証券市場新聞

月初からの北朝鮮リスクを警戒した売りに対する買い戻しが今週の上昇を演出したと思われる。来週はこの余韻でどこまで上値を付けられるかの展開になろう。(『証券市場新聞 公式有料メールマガジン』)

※本記事は有料メルマガ『証券市場新聞 公式有料メールマガジン』2017年9月15日号の抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

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北朝鮮リスクに耐性が付いてきた

北朝鮮は9日の「建国記念日」には何もしなかったが、15日の早朝に弾道ミサイルを太平洋に向けて発射した。

1ドル110円台であった為替は一時109円台まで瞬間に触れたが、株式市場が開く9時には110円台に戻り、市場の寄り付きは何事もなかったかのように静かな寄り付きとなった。

米ドル/円 1時間足(SBI証券提供)

米ドル/円 1時間足(SBI証券提供)

このことが象徴されるように、市場は「北朝鮮リスク」に対して耐性がついてきたように思われる。

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買い戻し後は揉み合い相場

14日に東証が発表した2日~8日の投資主体別売買動向では、外国人投資家が現物と先物合わせて3915億円の売り越しと、再び売り越しに転じた。これは9日の北朝鮮の建国記念日を警戒しての売りと見られ、その買い戻しが今週の上昇を演出したと思われる。

また、「アベノミクス相場」がスタートした2012年11月以降の株式累計買い越し額は、外国人投資家が13兆7217億円に対し、日銀は13兆9337億円とついに外国人投資家を抜いた

相場が下がれば買いを入れる大きな「主体」があることは、空売りを仕掛ける投資家にとってはやはり脅威であろう。3日間で日経平均が約600円戻すという展開も、売り方が慌てて戻したという印象である。

しかしこの大きな「主体」も上値を買うことはないので、買い戻しが終われば、結局は動かない「揉み合い相場」となる。

来週はこの買い戻しの余韻で、どこまで上値を付けられるかという展開になろう。

「3空」の窓を意識

一目均衡表のねじれは1万9900円どころ、雲の上限は1万9945円。この水準は、6月20日の高値からの上値抵抗ラインとも一致する。明確に抜いてくると、上昇相場入りが期待できよう。

日経平均株価 日足(SBI証券提供)

日経平均株価 日足(SBI証券提供)

ただ、急激な上昇により、チャート的には「3空」の窓が開いている。この上値抵抗ラインを抜いてこないと、逆に「窓」が意識されるということに注意は必要である。

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