「株よりもワクワクする」ビットコイン投資がギャンブルになりがちな理由=梶原真由美

「投資」と「投機」と「ギャンブル」の違い

実は明確な区分はありませんが、以下のサイトの説明がわかりやすかったので引用させていただきます。

【投資】
・資本を投じる経済活動
・投資行動は経済活動の活性化につながる
・プラスサム(期待値がプラス)

【投機】
・資本を機会に投じる経済活動
・投機行動は経済に流動性を提供する
・ゼロサム(期待値がゼロ)

【ギャンブル】
・娯楽として楽しむゲーム
・直接的な経済生産性はない
・マイナスサム(期待値がマイナス)

出典:投資と投機とギャンブルの違い – FX分析ブログ

上記に加えて、投資・投機・ギャンブルの区分には「時間軸」も密接に関係してきます。

例えば株式の場合、中長期保有では『投資』になりますが、デイトレードのような短期売買の場合、「売買機会への資本提供」「経済への流動性提供」など『投機』項目に該当してきます。

「楽しい」ビットコインはどれに該当?

ビットコインなどの仮想通貨の場合はどうでしょうか?

仮想通貨は、円や米ドルなどと同じモノやサービスと交換可能な通貨です。円や米ドルなどと異なる点は、特定の国家による価値の保証を持たない、いわば国境の無い通貨であるということです。

まだ法定通貨(円や米ドルなど)と違って、流通量も小さく交換可能なモノやサービスもまだ少ないので、『投資』の条件である「経済活動を活性化」させる影響力は現在のところ持っていないでしょう。

また仮想通貨は、FXなどと同じく、期待値がゼロのゼロサムです。しかし、期待値がマイナスではなさそうです。

こういった視点で考えると、現段階の仮想通貨は『投機』と言えるのではないでしょうか? しかし、時間軸が極端な短期売買だったり、保有目的が価格の上下を楽しむ娯楽だったり、目的によっては『ギャンブル』になるでしょう。

将来、流通量も増え、健全に市場も成長し、さまざまな決済方法として採用されれば「経済活動を活性化」させる影響力を持つことになるので、その時には仮想通貨は立派な『投資』と成りうるでしょう。

Next: ビットコイン投資を「ギャンブル」にしないために必要なこと

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