なぜ人民元が急反発、ビットコインが暴落したのか?
今回は外国為替市場での大規模な元買いドル売り介入は見送られているようで、中国の国有銀行などが短期市場への資金供給を絞ったための短期金利の急騰とされる(日経電子版の記事より一部引用)。年が変わると年間外貨両替枠が更新されて中国からの資金流出が加速される恐れも懸念されていた。
HIBORの上昇をみて、ヘッジファンドなどが元売りのカバーに走り、人民元が急反発し、その余波で上昇し続けていたBitcoinが急落するなどしたとされる。
当面、人民元の動向に要注意
ただし、インターバンク市場の流動性ひっ迫は、銀行に深刻な影響を与えかねない。企業や市場などにも影響を与えることで、昨年のような景気減速そのものへの警戒が強まることもありうる。さすがに昨年の二の舞はないと思われるものの、当面の中国人民元の行方も注意する必要がありそうである。
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『牛さん熊さんの本日の債券』2017年1月6日号より
※記事タイトル・リード文・本文見出しはMONEY VOICE編集部による
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