先日9月20日に、日本経済新聞に掲載された『消費税問題を採点する』というコラムが、現在大議論を巻き起こしている。
その内容はタイトルの通り、昨今の消費税増税とこれからの展開について論じるというもの。
では、どういったところが問題視されているかというと、例えばこの方、考えるイヌ (@sakunary)さんが指摘するような点だ。
今朝の日経。自分の考えにおもねる学生に優を与え、反対意見を述べる学生を落第させる、最悪な大学教員の例になってる。 pic.twitter.com/pZud5FJ5SA
— 考えるイヌ (@sakunary) 2017年9月20日
教師Tの意見を最適解として提示したい構造上、学生たちの意見、それも反対意見を全て切って捨てる形になってしまっているのだ。これでは学生に対する抑圧であるというわけである。
またこの点以外にも、学生たちの発言はすべて要人の見解の引用であり自身の意見ではないことについても、Twitterでは問題視されている。
ただ補足しておくと、これは大学問題についてのコラムではなく、あくまで経済解説が主題である。
その説明のため、講義という形式が使用されただけだ。
また今回のお題のような正誤の判断を単純に下せない問題については、実際の授業でも評価の形がこういう風になる場合があるという声も。
反対意見ばかりではなく存在している。
Twitter上の反応
本来、選挙でしか点数がつかないはずの政治問題を教育機関で点数つけるって、その教育方法は独裁者と変わりありませんよね。学内とか小さな部分で反対意見をバッシングしたりとか、子悪党の独裁者と変わりない。
— 満州中央銀行 (@kabutociti) 2017年9月21日
え、これそういうジョークじゃないの??
なんで大学教員の在り方の話になってるん?? https://t.co/2pnJ3m1d5R— SMZGNT (@ryahoo_kage) 2017年9月22日
誰も「自分の」主張を口にしていないんですが、大丈夫ですかね、この学生たち。
— KKY (@KKY8492) 2017年9月22日
経済界からも、大学は実践的な事を教えて欲しい、って要望があったのでそれを汲んで最重要スキル「忖度」を教えているのでしょう。
— kcha (@kcha4tsubuyaki) 2017年9月22日
Aまでの理屈はわかる。A+が一番論理的な主張でないのでC。 https://t.co/SJWFcTfOXh
— トリオンファン (@lefantask950212) 2017年9月22日
経験あるな。試験の最後に教授の発言に納得しかねた点と私見を書き提出したら、見事に不可貰った。同じ授業を次の期も受けなきゃならず、テスト問題がすっかり同じだったから同じように答案書いて、最後の感想で教授様マンセーしたら優もらった。アホらしかった。
— Thanks for P.M. ABE (@breit2015) 2017年9月21日
回答の無い(1つではない)分野だとこういうのは仕方がないよね。
『日頃の講義の様子から、教員の求める答えを述べよ』 https://t.co/GqNwuvzr7l— 転生したらくろかつだった件 (@DCAM6x16) 2017年9月22日
これはつまり増税せずに社会保障減らして財政再建に充てればということ…? https://t.co/CgwHOkUlSJ
— 狆猛 (@SINTAKE) 2017年9月22日
そもそも引用だけでそれを自分の意見にコピペしてる学生だから全員Dでしょ https://t.co/44M6opW2el
— めうめう谷のきょんきょん (@kyoto_kyonkyon) 2017年9月22日
※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。
記事提供:ViRATES
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