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「ビットコイン投資」超入門(1)~いま国内参加者が急増している理由って?=小田玄紀

海外でもビットコインの売買が活発

海外でもビットコインの投資が行われており、とくに活発で世界最大の取引額となっているのが中国です。

理由は2つあって、1つは中国人が投資に積極的で、とくに大きなリターンが期待できる資産運用を好むこと。もう1つは、人民元に対する信用性が低いことです。資産のすべてを人民元で持つのではなく、国内情勢の影響を受けないビットコインを持っておきたい、というニーズです。

アメリカの状況は州によって異なりますが、基本的にはビットコインを株式や債券と同様の商品とみなしています。アメリカ最大の仮想通貨取引所であるコインベースは、2015年段階で50州のうち24州で仮想通貨交換業の承認を得ており、これまでに4100億円以上の仮想通貨取引をしています。430万人以上の顧客がおり、預かり資産は750億円にのぼります。

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日本国内でも、2016年7月の時点で1日あたり100億円を超える取引がされています。以前は1日30億円程度の取引額でしたが、2016年4月から取引額が急増し、6月には100億円を突破しました。

取引が活発になった理由の1つに挙げられるのは、ビットコインが「半減期」に入ったことです。ビットコインは発行のペース上限額が決められており、16年7月16日から、それまでの1日25BTCという発行量が12・5BTCに半減したのです。ビットコインはさらに浸透する、しかしその量は伸びが鈍る…。必然的に価格が上がるのではないか、という期待から、ビットコインの売買が活発になったのです。

Next: 株式投資やFX取引未経験の初心者でもハマる、ビットコインの魅力とは?

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