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今の株式市場は2年前の市場にとてもよく似ている!株価は一時上昇も調整は長く続くのでは?

今年の4月下旬から5月1日の内外の株式市場は、2年前の2013年5月下旬からの株式市場にとてもよく似ていて、その頃を彷彿(ほうふつ)とさせます。

振り返ると、2012年10月・12月に、バーナンキ前FRBがQE3というバズーカ砲を発射、2013年4月初めには、黒田日銀が第一次バズーカ砲を発射しました。日米の二国のバズーカ砲の連打によって、内外の株式市場は、大型の金融相場(ウルトラ過剰流動性相場)を形成、ものすごい勢いで「将来を先取り」して上昇してゆきました!

ところが、この大型の金融相場も、翌年5月下旬に調整を開始します。そして、この2013年は、夏場を通じて、ぱっとしない相場が続きまました。

2013年夏場のマーケットは、バーナンキ前FRB議長の「テーパリングの開始」をとても警戒していたのです!バーナンキ前FRB議長は、「テーパリングは引き締めではないこと」「テーパリングは恐れる必要はないこと」を、マーケットに説得するのに、なんとなんと、ひと夏かかったのです!

2013年、内外の株式市場が勢いよく上昇に転じたのは、10月に入ってからでした!

今年2015年4月30日からの「調整局面入り」は、この2012年~2013年の内外の株式市場を彷彿とさせるのです!

昨年2014年は、10月に、黒田日銀がGPIFと一緒にダブルバズーカ砲を発射。年明けの2013年3月には、ドラーギECB総裁がアメリカ型バズーカ砲を発射。この日欧の二国のバズーカ砲の連打で、内外の株式市場は大型の金融相場(ウルトラ過剰流動性相場)を形成、すごい勢いで将来を先取りしてゆきました!

この大型の金融相場も、4月半ばか末日から調整局面入り!

今年の2015年の「調整局面」でも、夏場を通じてぱっとしない相場が続くのではないでしょうか?

なぜならば、内外の株式市場は、今年2015年の場合は、イエレン&フィッシャーFRBの「利上げの着手」を、まだまだとても警戒しているところがまだあるからです!

イエレン&フィッシャーFRBが、「FRBの利上げは、利上げでも、恐れる必要のない利上げだ」「それは、異常な超緩和的な低金利政策からの卒業であって、けっして引き締めではない」「利上げでも、FRBの緩和的な低金利政策は、引き続き継続される」ことを、マーケットの納得させるには、やはり、ひと夏の時間がかかるのではないでしょうか?

藤井まり子の資産形成プレミアム・レポート』5月1日号より一部抜粋

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