8月21日付けレポートで紹介したNT倍率であるが、今月に入ってからの日経平均株価の急上昇とともに、急反発をみせている。
7月・8月は北朝鮮情勢の悪化などにより海外勢による売りが目立ち、日経平均先物主導での下げがみられたが、ここへきて衆議院議員選挙で自民党優勢が報じられていることもあり、海外勢による買い(あるいは買い戻し)によって日経平均先物主導での上昇となっている。
昨年以降NT倍率は基本的に12.4から12.6のレンジで動いていたが、7月・8月でそのレンジが一気に下抜けし12.1前後まで下がった。10月に入って一気に反発し、現状で12.4と昨年からのレンジ内に戻ったと考えることが出来る。
7月以降のNT倍率急降下局面においてポジションを取っている方がいれば、一旦ポジションを外すことを考えてもよいだろう。
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