ビットコイン先物は生き残れるか?
ビットコインに限らず、「先物」は本当に色んな商品が登場します。そして、登場して間もなく消える商品も山ほどあります。日本の国債市場では「長期国債先物」が1985年から取引されていますが、その間に「中期(5年)国債先物」や「超長期(20年)国債先物」なども上場しています。しかし、どちらも人気が出ませんでした。取引(出来高)はサッパリです。
それだけに「ビットコイン先物」がどれだけ盛り上がるか、とても関心があります。取引が継続されれば、それだけビットコインの認知度も高まります。金融市場での存在感も高まります。
同時に、ビットコインの荒っぽい値動きにより、金融市場が慌てる可能性も高まります。先物取引が活発になれば、ビットコインのETF(Exchange-Traded Funds:上場投資信託)組成も容易です。ETFまで行くと、存在感も結構なものとなってきます。「ヤバい」ビットコインなのに、ETFという「投資信託」ですから。
「ビットコインETF10%、(普通)預金90%」という投信を作れば、「ビットコイン入門ファンド」も出来上がります。そんな意味でも「ビットコイン先物」を1年後も見ることがあるのか、注目したいところです。
今回のまとめ
- 「ビットコイン先物」年内上場
- 「先物」は数多あれども、取引が続く商品は少ない
※本記事は有料メルマガ『高梨彰『しん・古今東西』』2017年11月2日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。
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・「ビットコイン先物」に思う(11/2)
・「味気ない」悲しい出来事(11/1)
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『高梨彰『しん・古今東西』』(2017年11月2日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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