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ITバブルをスルーした天才ロバートソンは、なぜ今FANGを買っているのか?=東条雅彦

「市場全体は割高でも、FANG銘柄は割安だ」

2000年前後のITバブルについては完全にスルーしていたのに、今回のハイテク株ブームには思いっきり乗っかっています。そして、ロバートソン自身は「FANG銘柄は割安、市場全体は割高」という説を唱えているのです。

人によっては、「市場全体が割高で、FANG銘柄も割高」と言われた方が腑に落ちるかもしれません。ただ、ロバートソンの見解を完全に否定するのは難しいと私は考えています(それは今までもブログやメルマガで書いてきたので、今ここで強く主張するつもりはありませんが…)。

もし、第4次産業革命(AI革命)の波が既に押し寄せてきているのなら、ロバートソンの運用成績は今後、さらに伸びていくでしょう。でも、その前に金融危機が1回、入るという説(ジム・ロジャーズ、ジョージ・ソロス)も根強くあります。

マクロの動きに右往左往する必要はない?

個別銘柄に投資している人は、その企業が金融危機が訪れても崩れないワイドモート(経済的な堀)を持っているかどうかに注意を払って、そこがクリアされているのなら、必要以上にマクロ経済の動きに右往左往する必要はないのかもしれません。少なくともロバートソンの投資姿勢を見ていると、そう感じます。

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ロバートソンはバリュー投資が得意だと言われているものの、少しバフェット、マンガ─、アインホーン等とは系統が異なっているように見えます。この点については、私の中でまだうまく整理ができておりません。でも、「なんかこの人の投資は気になるなー」と感じています。今後、ロバートソンの動きについても、追っていく予定です。

image by:YouTube

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ウォーレン・バフェットに学ぶ!1分でわかる株式投資〜雪ダルマ式に資産が増える52の教え〜』(2017年10月1日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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