わずか10分で終わった米韓首脳会議
米韓首脳会議がその後で開催されるわけだが、予定が1時間も遅れたためなのか、それともトランプ大統領が激怒して「話すこともない」と切ったのかはわからないが、2人での通訳を交えた会談は10分で終わる。その後、閣僚同士の会談が1時間ほどあったが、それはもう事務処理みたいなものである。
これには韓国政府と韓国メディアも困惑した。特に韓国メディアはこれほど早く終わるとは予想もしていないので、放送番組の変更を余儀なくされたという。そしてこの後、またしても文在寅大統領のサプライズが発動した。
この時点でもうお腹いっぱいかもしれないが、まだ11月7日は半分も終わっていないのだ。
突然の提案「DMZ(非武装地帯)を訪問しよう」
ただでさえスケジュールが遅れているのに、日程を調整してでも、文在寅大統領は「DMZ(非武装地帯)を訪問しよう」という提案をトランプ大統領に対して行った。そして、「私も同行する」と言う。トランプ大統領は乗り気ではなかったと思うが、翌朝に行くことを了承したようだ。
しかし、DMZ(非武装地帯)への行くかどうかは、かなり重要な案件である。サプライズで行くようなところではない。朝鮮戦争での米兵の犠牲者を哀悼するため、トランプ大統領は行こうと考えたかもしれない。決して、文在寅大統領のためではないだろう。
晩餐会に「独島エビ」と「元慰安婦」が登場
米韓首脳会議が終わった後、今度は夕食会となった。そのメニューには、なんと「独島エビ」が登場した。どんなエビだよ?と思ったが、何のことはない、竹島沖でとれたエビらしい(私にはただのボタンエビにしか見えなかったが…)。ここに来て、我が国の領土である竹島を奪っておいて、米国大統領に対して韓国の領土であるというアピールである。親睦を深めるための晩餐会が、いきなり反日・政治の道具へと変わった瞬間である。
さらに、ここに元慰安婦(88歳)が登場。トランプ大統領が握手をしようとしたら抱きついてきた。しかも、抱きついた後は写真が撮れたかどうかを気にしているという確信犯である。明らかにトランプ大統領は嫌がっていたのだが、元慰安婦によると「トランプ大統領が抱きしめてくれた」そうだ。なんで抱きしめる理由があるのかすらわからないが…。
気がつくと、晩餐会は韓国の日韓慰安婦合意破棄と領土問題の主張にすり替わっていた。本当に、韓国は国賓である米国の大統領をここまで政治利用したことに、呆れるしかなかった。