株式投資に「元本割れ」はつきものだが
株式投資と言っても、今まで貯金しかしたことのない人間には魑魅魍魎の世界のように思うかもしれない。また、堅実一辺倒で生きてきた人にとっては胡散臭いギャンブル依存症が集まる鉄火場のようなイメージもあるかもしれない。
今でも少なからぬ人が「投資=ギャンブル」と考えており、私自身も全財産が株式であると誰かに話すとギャンブラーだと思われる。
こういったイメージがある上に、堅実な人が株式投資を極度に毛嫌いするのは「元本が保証されない」ことに尽きる。
貯金しかしたことがない人にとっては信じられないかもしれないが、株式投資をすると、当たり前のように元本を10%でも20%でも割る。
リーマンショック時はほとんどの株式が50%をこえる暴落に見舞われている。節約に節約を重ねて貯めた100万円は一瞬にして50万円になるのである。
どこまで落ちるのか誰も分からない。いつ戻るのかも誰も分からない。そもそも、戻るのかどうかも分からない。それが株式投資の世界である。
永遠にリスクを取れない人たちが知らないこと
そのため、元本を割るというリスクに耐えられない人は、株式投資を蛇蝎のように嫌い、避け、近づかない。永遠にリスクが取れない性格の人は世の中に一定数いるのである。
しかし、どれだけ元本を割ろうが長期では必ず戻り、しかも上昇をも高い確率で期待できるとしたらどうだろうか。私がやっているのは、そうした投資である。
そして「もし100万円が全財産だったら私はどうするか?」の答えもここにある。
私なら、この100万円は株式市場に投じて、さらに一工夫しながら増やしていく。では、具体的に何に投じるのか?