fbpx

中国が恐れるトランプの経済侵略と北朝鮮「北京核テロ」の脅威=斎藤満

高まる「核テロ」の脅威。中国の先制攻撃も?

中国にとって北の核はもう1つの脅威となっています。今や新疆ウイグルには、東トルキスタンの平和な少数民族に紛れ込むように、ISの過激派が入り込んでいるとも言われます。これらの手に北の小型核が渡ると、中国が核のテロの危険にさらされます。中国にとっては、米国以上に北の核が脅威となっています。

習近平主席はかつて「我々は朝鮮半島の安定を望んでいるが、北朝鮮の金政権の安定を望んでいるわけではない」と言いました。北の核を排除するために、金体制を倒しても良い、ということになります。

北の脅威が迫れば、米国よりも先に中国が金委員長の「斬首作戦」にでるか、軍事行動を仕掛ける可能性さえあります。

【関連】出会って5秒で増税。安倍総理に「国民いじめ」をコミットさせた背後の力=斎藤満

金委員長は今年5月の「一帯一路」フォーラムの初日にミサイルを発射し、9月のBRICsフォーラムの初日に核実験を行い、習近平主席の顔に泥を塗りました。習主席はもはや北を保護国とは見ておらず、怒りをもって敵視しています。

北が新たなミサイル発射の準備をしている、との情報がありますが、今後は北の動きに対して、米国のみならず、むしろ中国のリアクションに要注意となりました。

続きはご購読ください。初月無料です

image by:photocosmos1 | Paul Hakimata Photography / Shutterstock.com

※本記事は、『マンさんの経済あらかると』2017年11月29日号の一部抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。

<初月無料購読ですぐ読める! 11月配信済みバックナンバー>

・中国リスクを警戒する時期に(11/29)
・会計検査院報告をフォローせよ(11/27)
・改めて地政学リスク(11/24)
・低金利で行き詰まった金融資本(11/22)
・内部留保活用に乗り出す政府与党(11/20)
・日銀の大規模緩和に圧力がかかった可能性(11/17)
・リスク無頓着相場に修正の動き(11/15)
・トランプ大統領のアジア歴訪の裏で(11/13)
・異次元緩和の金融圧迫が露呈(11/10)
・戦争リスクと異常に低いVIXのかい離(11/8)
・変わる景気変動パターン(11/6)
・日本的経営の再評価(11/1)

<こちらも必読! 月単位で購入できるバックナンバー>

10月分すべて無料の定期購読手続きを完了後、各月バックナンバーをお求めください。

10月配信分
・日本の株価の2面性(10/30)
・FRBの資産圧縮が米株価を圧迫か(10/27)
・リセット機会を失った日銀(10/25)
・低インフレバブルと中銀の責任(10/23)
・フェイク・ニュースはトランプ氏の専売特許ではない(10/20)
・金利相場の虚と実(10/18)
・米イラン対立の深刻度(10/16)
・自公大勝予想が示唆するもの(10/13)
・中国経済に立ちはだかる3つの壁(10/11)
・自民党の選挙公約は大きなハンデ(10/6)
・当面の市場リスク要因(10/4)
・景気に良い話、悪い話(10/2)

9月配信分
・アベノミクスの反省を生かす(9/29)
・高まった安倍総理退陣の可能性(9/27)
・日銀も米国に取り込まれた(9/25)
・安倍総理の早期解散に計算違いはないか(9/22)
・日銀は物価点検でどうする(9/20)
・中国経済は嵐の前の静けさか(9/15)
・トランプ政権はドル安志向を強める(9/13)
・気になる米国の核戦略(9/11)
・日銀の政策矛盾が露呈しやすくなった(9/8)
・ハリケーン「ハービー」の思わぬ効果(9/6)
・北朝鮮核実験の落とし前(9/4)
・内閣府は信頼回復が急務(9/1)

8月配信分
・個人消費の回復に疑問符(8/30)
・あらためて秋以降の中国リスクに警戒(8/28)
・米債務上限引き上げかデフォルトか(8/25)
・利用される「北朝鮮脅威」(8/23)
・バノン氏解任でトランプ政権は結束できるか(8/21)
・日銀の「ステルス・テーパー」も円安を抑制(8/18)
・中国習近平長期政権の前途多難(8/16)
・北朝鮮の行動を左右する周辺国の事情(8/14)
・経常黒字20兆円強のデフレ圧力(8/9)
・日銀の物価目標が最も現実離れ(8/7)
・内閣改造効果に過大な期待は禁物(8/4)
・ユーロ悲観論が後退、なお先高観(8/2)
さらに以前のバックナンバーはこちら

【関連】お金持ちを見習って「長財布」を使う人がますます貧乏になるワケ=午堂登紀雄

【関連】銀座の美人ママがこっそり教える「空気が読めない男性」に足りない力とは?

【関連】ビットコイン版「バブルの物語」いつか死ぬまで踊り続ける覚悟はあるか?=鈴木傾城

1 2 3

マンさんの経済あらかると』(2017年11月29日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

初月無料お試し購読OK!有料メルマガ好評配信中

マンさんの経済あらかると

[月額880円(税込) 毎週月・水・金曜日(祝祭日・年末年始を除く)]
金融・為替市場で40年近いエコノミスト経歴を持つ著者が、日々経済問題と取り組んでいる方々のために、ホットな話題を「あらかると」の形でとりあげます。新聞やTVが取り上げない裏話にもご期待ください。

いま読まれてます

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー