【11月米雇用統計】今宵はドルが高すぎる。トレードチャンスは押し目買いのみ=ゆきママ

いよいよ今年最後の雇用統計が迫ってきましたね!来週のFOMC(連邦公開市場委員会)の結果を含め、来週いっぱいがクリスマス休暇を前にした最後の勝負どころとなりそうです。果たして相場はどうなるのか、一緒に考えていきましょう。(『ゆきママのブログでは書けないFXレポート(無料板)』『お値段以上!?ゆきママの「週刊為替予測レポート」(有料板)』FXトレーダー/ブロガー・ゆきママ)

結果良好ならチャンスなし? 想定レンジは1ドル=112円~114円

今月の雇用統計は材料になりにくそう

いきなりぶっちゃけてしまうと、本日発表される雇用統計が相場に与える影響は小さいのかなと思います。

というのも、来週のFOMCにおける利上げは確定的ですし、来年の利上げペースについては、イエレンFRB議長の退任を中心にFRB(連邦準備制度理事会)のメンバーが大幅に入れ替わるため、現時点では確たるコンセンサスを持ちにくいというのが現状です。

したがって、事前予想値からよほどのブレがない限り、決定打にはなりにくいと考えられます。

実際、ここ数週間の為替相場を見ていると、大きな値動き材料となったのは税制改革案の上院可決とロシアゲートに絡んだフリン前大統領補佐官の報道でしたからね。

経済指標も無視されているわけではないですが、やはりおざなりといった感は否めませんので、反応はそれほど期待できないのかなと思います。

好調な年末商戦と税制改革への期待が後押し材料

そして、今回の雇用統計を占う上でキーポイントとなりそうなのは、好調だったアメリカの年末商戦です。すでに前年比で+4%を超えるという見通しになっていることから、これに伴う雇用増が期待されています。

ネットが中心で実店舗は低迷していると言われるものの、今年のアメリカ東部は例年より気温が低めということで、小売店でも恩恵を受けているといった指摘もありした。

また、税制改革によって労働市場の一段の逼迫(ひっぱく)化が予想されることや、さらには夏に大型ハリケーンに見舞われた影響によって特に建設現場では人手不足ということで、人材確保を先取りして行う企業もあるとされていますから、この辺りが今回の雇用統計の後押し材料となるかが注目されます。

先行指標は前回より弱めも問題ナシ!

それでは、先行指標の数字を確認していきましょう!今回は前回と比べるとやや弱めの数字ではありますが、特段問題のある指標はないように思います。

先行指標の結果(数値はいずれも速報値)と雇用統計の事前予想値

先行指標の結果(数値はいずれも速報値)と雇用統計の事前予想値

非製造業に比べ、製造業の雇用指数は相変わらず高い水準をキープしています。やはりこの辺はハリケーンの影響による人手不足が要因となっているのでしょう。一般的に賃金水準は製造業の方が高いとされますから、まずは平均時給の高まりを期待したいところ。

やや気がかりなのは非製造業部門の雇用指数の下振れで、勢いを失っているようにも感じられます。サービス業など、小売関連の雇用については年末商戦の好結果が期待されているものの、過度な期待というのは避けた方が無難かもしれません。

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