想定レートは1ドル=112~114円
今年の大まかなレンジ(108円~115円)から見ると、ドル円はすでにかなり高い水準(本稿執筆時点1ドル=113.30円近辺)にありますから、今日の雇用統計で想像を絶するような好結果でもない限りは上値攻略は厳しいと考えており、想定レートは1ドル=112.00~114.00円と見ています。
トレード戦略としては、下振れを期待して初動の下落を意識して取りに行くか、やり易さを考慮すれば、やはり弱めの数字で下がったところを押し目で拾って行きたいところでしょう。
そして、残念ながら今回は好結果が出てしまった場合はチャンスは少なそうです。むしろ、上がってしまった場合は、材料出尽くし、来週のFOMC、年末休暇に備えるという意味で全戻しに警戒しなければなりませんので、トレードを見送った方が無難です。
今回もチャンスは少なめの雇用統計ではありますが、株価が大幅に下がらない限りは比較的安心して押し目を狙えると思いますので、しっかりと準備して臨んでいただければと思います。
本記事は『マネーボイス』のための書き下ろしです(2017年12月8日)
※太字はMONEY VOICE編集部による
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