fbpx

ビットコインFXという死亡遊戯。レバ25倍の本当の意味を知っているか?=今市太郎

ハイレバを売り物にするXMですら、3倍強程度のレバレッジ

888倍というハイレバレッジで国内でも人気の「XM」は、リスクが高いということで日本の金融庁からは目の敵にされていますが、そのXMでさえBTC/USDのレバレッジは3~4倍がいいところで、そもそも顧客が過分なリスクをとらないような制度設計がされています。

GMOコインは比較的アクセスもリアルタイム決済もいまのところできているようですが、それ以外の先行取引所は約定までにえらく時間がかかったりして、およそこうしたFX的取引ができるシステム環境を提供していませんので、1倍のレバレッジの取引でさえ売買するのは相当な不安が残るものとなります。

【関連】ビットコインは一転暴落の可能性も?最新未来予測/仮想通貨とサウジ政変=高島康司

外国為替証拠金取引の黎明期に酷似

このビットコイン取引所の相場乱高下状態における体たらくな状況は、2004年ごろに店頭FXのビジネスに多くの新参者が参入して、ボロボロの状態だったころの黎明期のFX業界に極めて似ているといえます。

GMOは店頭FX業者としてはかなりまともな対応をしていると評価できますが、自己責任とはいいながら25倍のレバレッジを提供するのは、ビットコインを利用した今世紀最大の死亡遊戯場となる可能性がきわめて高く、利用者にそのリスクを徹底して告知する義務があるのではないでしょうか。

もちろんビットコインだけにリスクがあるわけではありませんから、過度に規制を受けることは良しとはしません。しかし、さすがに足元のハイボラティリティな状況と、売りがかさむと流動性パニックに陥る独特の相場状況は、かなりの博打打ちが参入しても勝ち残れない驚愕相場であることだけは、あらかじめ十分に理解していただきたいと思います。

続きはご購読ください。初月無料です


※本記事は有料メルマガ『今市太郎の戦略的FX投資』2017年12月15日号の抜粋です。興味を持たれた方は、ぜひこの機会にバックナンバー含め初月分無料のお試し購読をどうぞ。

<初月無料購読ですぐ読める! 12月配信済みバックナンバー>

・FXの延長気分上で取引するな!今世紀最大の死亡遊戯ビットコイン25倍レバレッジ取引(12/15)
・完全雇用下の減税・インフラ投資で米国は来年・年間利上げ3回で済むのか?(12/14)
・イールドカーブのフラット化に反応が異なる米国債券と株式市場アナリスト(12/13)
・日銀のETF買い減少で日経平均はどこまで下げる?(12/12)
・ビットコインを操る鯨は先物上場前に値を釣り上げて売り飛ばしたのか?(12/11)
・ビットコイン先物取引開始で相場はどう変わる?(12/8)
・チャート形状から見た日経平均全値戻しという超楽観論の可能性について(12/8)
・ミレニアル世代馬鹿のひとつ覚え~米テクノロジー株偏重投資投資の限界(12/6)
・政治的ピンチが続くトランプ起死回生策~北朝鮮攻撃の可能性(12/5)
・税制改革法案上院通過で2018年益々加速が予想される米国バブル市場(12/4)
・2017年トランプ相場の最大リスクはトランプそのものか?(12/2)
・12月FX相場の注意点(12/1)
・ニューヨーク市場のMagin Deptはもうパンパン~これ以上借金で株は買えないレベル(12/1)

【関連】次の10年、全人類の仕事を奪う人工知能(AI)に殺されないための投資術=鈴木傾城

【関連】暴騰するビットコインの未来をゴールドマンと「1%の富裕層」はどう見ているか?

【関連】投資家を殺す「ブラック商品」の見抜き方、「ホワイト商品」の探し方=俣野成敏

1 2

今市太郎の戦略的FX投資』(2017年12月15日号)より抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

初月無料お試し購読OK!有料メルマガ好評配信中

今市太郎の戦略的FX投資

[月額880円(税込) 毎週月・火・水・木・金曜日]
個人投資家がもっと得難いファンダメンタルズを徹底的に集めテクニカルで売買チャンスを探るFX投資家のためのメールマガジンです。土日を覗く平日毎日の配信となりますので、確実に日々の売買に役立てることが可能です。

いま読まれてます

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー