「うちのソイだけ大洪水!?」タイ不動産投資のよくある失敗例5つ=板野雅由

今回はタイ不動産セミナーでよく解説する「タイ不動産投資でのよくある失敗例」について紹介する。物件購入時の入口戦略でつまづくケースが非常に多い。(『(グロビジ!)タイ不動産メルマガ』板野雅由)

プロフィール:板野雅由(いたのまさよし)
ファイナンシャルプランナー、岡山県倉敷市出身。バンコク在住でコンドミニアムを開発中。株式会社ラ・アトレ アジア(タイランド)代表、『ミャンマービジネストゥデイ日本語版』編集長。

日本ではあり得ない! 先人の失敗に学ぶタイ不動産投資の基本

最初からつまづくケースが多い

今回は、私が東京で開催するタイ不動産セミナーでよく解説する、「タイ不動産でのよくある失敗例」について紹介する。物件購入時の入口戦略でつまづくケースが非常に多くなっている。

1. 日系業者が対応していないエリアの物件を買った

タイ不動産購入者のうち約8割近くは投資用ラ・アトレアジア調べ)であるが、仲介会社の中には日系賃貸業者等が対応しないエリアの物件を売っていることもある。当然、竣工後も賃貸はおろか物件管理すら対応してもらえない。

基本的にはスクンビット沿線の物件を選ぶようにする。昨今注目されているラマ9世エリア周辺ですら、対応する日系企業が少ない点に要注意。こうした物件は気軽に買ってはいけない

2. 一方通行制限のある通りの物件を買ってしまった

仲介業者を使うと物件価格の3%に相当する手数料がかかるため敬遠する向きもあるが、現地在住者でしか知りえない情報を元にした物件選定やデューデリジェンス(調査活動)は貴重な情報源となる。

特に現地を見ずに購入する場合、インターネットや案内メール、販売員の説明では不足する情報もある。バンコクは渋滞がひどく数キロの車移動に1時間以上かかることも。当然、両面通行の前面道路は好まれ、一方通行や行き止まりのソイ(通り)は嫌われる傾向にある。転売時の流動性に影響するため、注意したい点だ。

3. 購入した物件の前面道路が大雨で冠水する

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タイ不動産の最大の天災リスクは大雨による冠水リスクである。日本人の多く住むバンコク・スクンビット地区は比較的冠水に強いエリアであるが、ソイ(通り)によっては水はけの悪いものもある。

例えば、スクンビット・ソイ31や39が代表的で、他のソイが1時間程度で冠水が解消するのに対し、数時間かかることがある。また、雨量によっては歩道すら歩けない状態になる点にも注意したい。(2)と同様に、現地仲介会社や在住者のアドバイスが重要となる。

Next: 購入物件が完成しないことも!? よくある失敗例4~5

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