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金融庁が急ぐ「FXレバレッジ10倍規制」が殺すもの。4つの注目点=今市太郎

自動売買やループイフダン売買に打撃

こうした規制が実施されると、大きな打撃を受けるのは、シストレループイフダンの組み合わせを使った売買サービスを提供している店頭FX業者です。

レバレッジ規制とともに取引量は激減し、事実上サービスが立ち行かなくなることも予想されます。

ドル円相場にも影響大

日本のFX個人投資家は、世界のFX市場のほぼ53%近くを占めています。しかも、本邦個人投資家の8割以上がドル円の売買に従事しています。そのため、ドル円相場に国内個人投資家の影響が非常に大きく出るのです。

しかしながら、レバレッジの規制によりその取引ボリュームが現状の4割程度に落ち込むことになれば、ドル円の価格推移にかなり影響が出ることは間違いありません。また、取引ボリュームのみならず、ドル円の価格形成が大きく変化することも想定しておかなくてはならなくなりそうです。

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個人投資家が「よりハイリスクな市場」に移動?

こうなると、まだ規制がはっきりとされておらず、しかもボラティリティの大きな仮想通貨に、多くの個人投資家が乗り換えることは必至の状況です。

金融庁の規制は、かえって個人投資家を危うい場に追いやることにならないか。これが非常に危惧されるところです。いずれにしても、規制の具体的な内容は今後つまびらかになるものと思われますので、それを受けた個人投資家の動向が非常に注目されます。

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今市太郎の戦略的FX投資』(2017年12月19日号)より抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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