【展望】日経の年内高値更新は難しい?気になる年末年始のアノマリー=証券市場新聞

今年も残すところ1週間となった。年末にかけて上昇することを「悼尾の一振」と言うが、はたして今年はあるのだろうか。今週の動きについて解説する。(『証券市場新聞 公式有料メールマガジン』)

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今年はあるか「悼尾の一振(とうびのいっしん)」

今年も残すところ1週間となった。年末にかけて上昇することを「悼尾の一振」と言うが、はたして今年はあるのだろうか。

過去5年間で年末最終週のパフォーマンスを調べて見ると、最終週に上昇したのは5回中3回であった。アベノミクス効果により、過去5年はいずれの年も年初の寄り付き価格より年末の最終値は上昇していたが、最終週の動きはバラバラである。

ただ、最終週に上昇した翌年の1月は株価が軟調なケースが多いのが興味深い。

2015年の年末は最終週で1万8,873円から1万9,033円と160円上昇したが、翌月の1月には1万6,017円の安値を付けている。また、2013年は最終週1万5,889円から1万6,291円と最終週で402円上昇したが、翌月の1月には1万4,914円の安値をつけていた。

このように年末最終週がプラスで引けると、年明けは安くなりやすいというアノマリーである。

日経平均株価 日足(SBI証券提供)

日経平均株価 日足(SBI証券提供)

「突っ込み買いの吹き値売り」で対処

さて、今年はどうか? チャート的には11月9日の高値を抜けずに下値切り上げ型のボックス相場状態にある。

今週はボリンジャーバンドのバンドが収斂(しゅうれん)してきており、△2.5σで2万3100円処、▲2.5σで2万2100円処である。11月9日以降は△2σ(現在値23000円処)と▼2σ(現在値2万2200円処)の間で推移しており、この範囲内に収まりそうである。

また、一目均衡表の転換線(現在値2万2710円処)を割ると翌日は上昇しているケースが多く見受けるられるため、下値抵抗ラインとして意識されるだろう。割ったとしても、今週は25日移動平均線(2万2610円処)が強いサポートラインとなろう。

上値は12日の高値2万2970円が抵抗ラインと思われる。クリスマス休暇を迎えている外国人投資家が積極的に動かない限り、高値更新は難しいと思う。

今週は2万2600円から2万2970円の範囲内の動きを想定する。参加者が少なく前場と後場の動きが逆になるケースが多く「突っ込み買いの吹き値売り」で対処したい。

【連載】株式評論家「高野恭壽の株式情報これでどゃ!!」

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証券市場新聞 公式有料メールマガジン』(2017年12月22日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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