1.日経平均は明確な戻り高値確認後、当面浮上できない可能性がある
日経平均株価は、11月16日以降、下値堅い動きを継続して、徐々に下値を切り上げています。この動きは、チャートの形だけを見ると、強気の流れへ入る前の準備の動きだと見られますが、前述した2018年の状況を考慮すると、来年4月、6月へ向けて、新たな上昇の流れが始まるとは判断しにくいと言えます。
現時点では、まだ戻り高値23382円を越える可能性を残していますが、そうなったとしても、そのまま上昇の流れへ入らずに、いったん上値を抑えられる動きになると推測できます。
上げ余地が限られていて、次の上げやすい時期を前に、いったん誰もが積極的に仕掛けたくなる値位置まで下げると推測できる場面で、価格が下げない場合、その下値堅さは、次の上げやすい時期の上げ期間を削る作業になってしまいます。
今回の場合、戻り高値を越えられずに価格が下降を開始するようなことになると、11月9日以降の下げがきれいな5つの波の動きを作る過程で、もう1度、11月16日以降の反発調と同程度の反発を経過して、さらに一段安となってから、押し目底を確認する作業へ入る展開を考える必要が出てきます。そうなると――
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2.パワー・トレンド講座、第四十回:投機の終焉
※本記事は有料メルマガ『少額投資家のための売買戦略』2017年12月24日号を一部抜粋・再構成したものです。ご興味を持たれた方はぜひこの機会にご購読をどうぞ。本記事で割愛した「米国株、原油、金、ビットコインの展望」や、12/10に配信された「日経平均の下降時には実態に沿わない上げを経過した銘柄が大きく下げる」もすぐ読めます。
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12月24日号 目次
1.日経平均は、明確な戻り高値確認後、当面、浮上できない可能性がある
2. パワー・トレンド講座、第四十回:投機の終焉
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12月10日号 目次
1. NYダウは13日前後に戻り高値を確認できる公算か
2. パワー・トレンド講座、第三十九回:日経平均の下降時には実態に沿わない上げを経過した銘柄が大きく下げる
http://www.p-trend.jp/docs/Ito-NKPFM160801.pdf
『『少額投資家のための売買戦略』』(2017年12月24日号)より一部抜粋・再構成
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値動きには理由があります。一般的に言われているような確率や、需給の変化を見るだけでは、先のことなどわかりません。確率論や、統計データ分析をやりつくし、挫折を味わった経験があるからこそ、理解できた値動きの本質を書いてゆきます。