「押し目のチャンスがあれば」という意識で参加を
高い水準では上値の重さを利用したショート(売り)、低い水準では底堅さを利用したロングと、どちらの戦略もアリだとは思いますが、現段階では円売りというはっきりした相場の特徴がありますから、売り買いどちらから入るかといえば、個人的にはロングからの方が良いと考えています。
今回はさほど悪い結果も想定できないので、チャンスはそれほど大きくなさそうですが、平均時給が予想を下回って下げるのであれば、拾っていきたいところです。
やはりパウエル新議長による新体制下でのFRBの方針というのは未知数であり、今回の雇用統計で結論を出せるものではありませんからね。しかも、利上げ先送り観測は株価にとってはプラス材料でもありますので、弱めの雇用統計でも結果的に株価の下支えにはなりますから、ロングからの方が有利かと思います。
これは事前予想値をしっかり上回ってドル円が上昇した場合も同様で、新体制下での方針がはっきりしない以上、ドルが伸び続ける可能性は低そうですので、ほどほどのところで利益を確定して様子を見たいところです。
昨年よりは重要な意味を持つとはいえ、いずれにせよ今回の雇用統計のみでドルの方向性に結論が出るまでには至りませんから、まずは押し目のチャンスがあればといった意識で参加していただければと思います。それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
本記事は『マネーボイス』のための書き下ろしです(2018年1月5日)
※太字はMONEY VOICE編集部による
初月無料お試し購読OK!有料メルマガ好評配信中
お値段以上!?ゆきママの「週刊為替予測レポート」
[月額1,980円(税込) 毎週日曜日]
ゆきママの視点から、毎週の為替相場見通しやチャート分析、トレードアイディアなどを提供します。解りやすい解説を心がけていますので、ぜひ初心者の方もお読みいただければ幸いです。