野菜の異常な値上がりが「日本復活のシグナル」かもしれないワケ＝児島康孝

野菜高騰が示唆する「明るい日本」

しかし、今回は逆に「野菜の高騰」という生活を直撃する「良くないニュース」ではあるのですが、将来という意味では、明るい日本を示唆しているのです。野菜高騰は、いずれ賃金や仕事のデフレ局面が終了し、「日本が良くなる」というサインなのです。

繰り返しになりますが、デフレが始まったときは、モノが安くなって、賃金は（当初は）それほど下がらず、「良いニュース」と見られました。それとは反対に、今回の野菜高騰のニュースは、「良くないニュース」ですが、いよいよ日本のデフレも終息するかという話なのです。

おそらく、野菜高騰が良いサインだと言うと、「生活が厳しい中で何だ」と、お叱りを受けるかもしれません。しかし、天候要因とか、いろいろあっても、こうしたプライスが出現すること自体が、将来、日本のデフレが終息へと向かうサインと言えるわけです。

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