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親日か反日か?次の韓国大統領になる男「文在寅」(ムン・ジェイン)の狙い

最有力の「文在寅(ムン・ジェイン)氏」を理解する5つの重要キーワード

文在寅(ムン・ジェイン)氏の言動の中で、私が特に重要だと考える「5つのキーワード」を紹介する。

  1. 日韓慰安婦合意の破棄
  2. THAAD配備は次の政権で検討すべき
  3. 日韓関係を「用日論」に修正
  4. 公務員81万人雇用など経済対策
  5. 対北朝鮮の融和政策

以上の5つとなる。(1)の日韓慰安婦合意に関しては、潘基文(パン・ギムン)氏が出馬を辞退した今、誰が大統領になっても破棄されることが確実の見通しとなった。なので、このことについては決定事項で特に述べることはない。最終的には「不可逆的に解決した」日韓慰安婦合意を、本当に破棄できるのかという問題はあるが。

そして、次に大事なのが(2)のTHAAD配備についてだ。2月28日、韓国企業のロッテがTHAAD配備の場所を提供することに正式合意をしたことで、中国が「韓国旅行禁止令」を中国の旅行会社へと通達。本格的な経済報復に乗り出した。このことで韓国旅行業界、ホテル業界、飲食業界、免税店などに激震が走ったが、それでも韓国はTHAAD配備の年内予定を進めている。

次に(3)についてだが、日本との関係において歴史問題は切り離せないと述べていた文在寅(ムン・ジェイン)氏が急に次のように発言した。

聯合ニュースによると、文前代表は最近、日本との外交問題について「(旧日本軍の)慰安婦問題をはじめ、過去の歴史問題に対する(解決)要求を継続していく一方、これを韓日外交関係の前提条件とせず、未来志向の発展は別のトラックとするツートラックでやっていく必要がある」と言明した。さらに「その(慰安婦問題など)ため、日本との外交関係を断ち切ることはできない」とも主張したという。

出典:韓国大統領選、支持率でトップ走る文在寅氏、対日で発言を軌道修正(レコードチャイナ) – goo ニュース(2017年02月24日)

このように突然の日和見発言である。中間層の支持を得ようとしての用日論だが、ここに日本の感情への配慮なんてものは一切存在しない。用日論なんてお断りである。すり寄ってこないでもらいたい。都合の良いときだけこうやってすり寄ってくるわけだが、日韓慰安婦合意を破棄して日本との関係を維持・改善できると思っているならば、ただのお花畑だろう。しかし、韓国国民はこんなものに欺されて1.7%も支持が上昇している現実がある。

Next: まるで期待できない文在寅氏の経済対策と対北朝鮮政策

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