実例その3:決断の先延ばしにはご注意を!(男性・30代前半)
30代前半の独身男性から、結婚の可否についての相談を受けました。「彼女はいるが、結婚はできればしたくない。どう思います?」という内容です。
何でも、交際してかれこれ1年経ち、彼女の結婚をほのめかす発言が増えたものの、どうしても結婚には消極的だそうです。一応の理由は「仕事が忙しいから」ですが、本心は責任がイヤみたいですね。近頃では実に多い傾向かもしれません…。
こんな結婚の可否について、考えたいと思います。
さて、まずは基本的なことですが、「互いのため、なるべく早期の決断を心掛ける」ことをお勧めしたいと思います。つまり、最終的に結婚するのかしないのか、ですね。そして、最終的に結婚するならともかく、しないなら早めに別れた方がいいかもしれません。
少なくとも、彼女さんの結婚願望は普通に高く、1年の交際でさらに高まっているようです。このままズルズルと関係を続ければ、あなたからすればより別れにくくなり、彼女さんからすれば若さを浪費することになります。そうなれば、互いのためになりません。それに聞く限り、仕事はずっと忙しいようですし、結婚の有無はさして関係ないのかと。
また結婚は確かに、男性としては責任を感じますし、イマドキはなかなか決断できないものです。しかし彼女さんの立場からすれば、そういつまでも待てるものでもありません。30代前半の女性は、焦ってるものですからね。
結婚する未来と、しない未来の両方をイメージして、少しずつでも真剣に考えていきましょう。
あとで心変わりしても手遅れ
また、同時に意識して頂きたいのが、「今後、心変わりした時には手遅れ」という可能性です。というのも、今は昔とは違って「男性でも、いつまでも結婚できない」のです。
男性でも30代後半頃にはモテにくくなり、40歳を超えればかなり成婚率は落ちます。そして、人間とは「追いつめられると真剣に動く」ものであり、「真剣に動くと考えが変わってくる」ものです。
ただし「追いつめられた頃には手遅れ」ということも、往々にしてあります。つまり、今はまだ結婚するもしないもどちらでも選べる時期だからこそ、なかなか真剣に考えられないのでしょう。
しかし、今後成婚の可能性が厳しくなった頃には心変わりする可能性もあり、そして、その時にはもう手遅れという可能性があります。このため、仮に結婚しないにしても、「とりあえず今はいい」と曖昧に濁すのではなく、「一生結婚しないぞ!」と決意することが重要です。
決断を急ぐ必要はありませんが、そう時間はありません。じっくりと、それでいて早急に考えていきましょう。
どうしても妥協できない方へ
最後にちょこっと。「どうしても若い女性がいい…」という方。最近は実例が増えつつあるからこそ、なおさらに諦めきれないのが現実かもですね。
どんな人と結婚したいかは自由ですが、結婚できないリスクへの意識をお忘れなく。また、若さ以外への感覚も重要になり、さらに求められる視点も極めて大事です。
夢と現実のバランス感覚を大事にしつつ、婚活に励んでいきましょう。
『婚活FP山本の実例分析書 ~運命の出会い、その先を見据えて~』(2018年1月12日, 2017年10月20日, 11月10日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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婚活中の方、ご成婚された方 こんにちは。婚活FP山本と申します。 昨今は空前の婚活ブーム! …引いては婚活が厳しい時代です。 ご結婚に至っても、3組に1組は離婚する時代。 大変な時代ですね。 ここでは、私が実際にお受けした相談内容を元に 男女の心理差や経済的な側面を主として なぜダメなのか?どうすれば良かったか?を分析し 実例として、皆様にお届けさせて頂きます。 なお、私は「現実的な結婚」を支援しています。 そして、実例は男女の本音が登場します。 このため、皆様の夢を打ち砕く内容も多いかと思いますが ご容赦の上でお読み頂き、ご活用下さい。