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ビットコイン「ガチホ時代の終焉」と計画的急落。株式市場の連鎖崩壊は起こるか?

バンドワゴンの饗宴から、阿鼻叫喚の悪夢へ?

2018年は、今までのような近視眼的・単眼的な視野に頼っていては成功は覚束ないでしょう。今年は、いよいよ地獄の釜の蓋が開く年になるかもしれません…。

それは、次回配信のパート2で詳しく述べるとして、ここでは、ビットコインの正体について徹底的に議論したいと思います。

さて、経済学や社会学で使われる言葉に「バンドワゴン効果」があります。今年から、どうしても暗号通貨投機に参入したいと考えている人々は、この言葉を肝に銘じておく必要があります。

バンドワゴンとは、祭りの行列の先頭を行く楽隊車のことで、祭りの熱狂をいっそう煽る役目を果たします。「バンドワゴンに乗る」とは、時代のトレンドをいちはやく捉えて我先に飛び乗ろうとすることから、「勝ち馬に乗る」という意味があります。

しかし、投資で「バンドワゴンに乗る」とは、重大な警告の意味を持っています。

祭りの最初、メインストリートを賑やかに進んでいくバンドワゴンの後ろには、数十人の紳士的なフォロワーが、沿道の人々に笑顔を振りまきながら同行しています。

やがて、バンドワゴンから流れる心躍る楽隊の響きに、沿道の人々もたまらなくなってメインストリートに出てきます。

その人々の数は増える一方で、中にはビール瓶を片手にした酔っ払いまでもが混じるようになってきます。

そして、参加者の数は、とうとうバンドワゴンの進行を妨害するまでに膨れ上がってしまうのです。

それを見届けた数十人の紳士的なフォロワーたちは、周囲に気づかれないように、そっとバンドワゴンの行列から離れていきます。そう、最初にバンドワゴンの後で、沿道の人々に笑顔を振りまいて歩いてきた人々です。

しかし、バンドワゴンは、それでも祭りを進行させるために前に進もうとします。

そこで、周囲に群がった人々を振り払うがごとく、バンドワゴンは、突然、バックするのです。

驚いた人々は、いったんはバンドワゴンから飛びのきますが、それもつかの間、再び沿道からの参加者は倍加して増えていくのです。

そのとき、バンドワゴンは、前より加速をつけて一気にバックします。結果、多くの人たちがなぎ倒され、ケガ人が続出します。

さすがに、その阿鼻叫喚の地獄絵を見せられた沿道の人々は、恐怖のあまり、誰一人としてパレードに参加しようとしなくなります。バンドワゴンの前方からも後方からも、群衆が一掃されてメインストリートは視界良好です。

そのとき、どこからともなく、この恐怖のバンドワゴンに乗ろうとする一群の人々が出てきます。

用心深くなった沿道の人々は、「このバンドワゴンは危ないから乗ってはダメ!」と彼らを制止しようとします。

しかし、その一群の人々は、このように言うのです。

心配ご無用。私たちこそ、この祭りの主催者であり、バンドワゴンは私たちだけを乗せるために動かしているのだから」と。そして、バンドワゴンは、目を丸くして呆気に捉われている人々を尻目に、颯爽と目抜き通りを走り去っていくのです。

バンドワゴンが乗せた人々は、最初に沿道の人々を引き込んだ数十人の紳士的なフォロワーたちです。

この逸話の意味するところが分かるでしょうか。

相場の祭りは、自然発生的に起こるのではなく、その背後には必ず仕掛ける人々がいるということです。

Next: 仕組まれた「ビットコイン規制」の先にあるもの

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