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本当に米長期金利のせいなのか? 世界同時株安の真犯人を考える=久保田博幸

リーマン・ショックと比較すると…

ただし、今回の下げをリーマン・ショックと比較してみると、市場の地合いは正反対である。

リーマン・ショックの際には市場で不安が渦巻いており、これから特に金融機関で何が起きるのか先が見通せないという、最悪の環境下にあった。

今回は景気が予想以上に拡大している状況であり、金融機関に対する不安視などが出てきているわけではない。むしろ、順調な景気回復で利上げ加速の心配をするぐらいである。

米長期金利が上昇したと騒いでも3%にすら届いていない。参考までにリーマン・ショック時の米長期金利は3.4%近辺となっていた。

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image by:Nick Starichenko / Shutterstock.com

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牛さん熊さんの本日の債券』2018年2月7日号より
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