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ビットコインの価格を操っているのは誰なのか? 汚れたマネーが引き起こす第二の暴落

結託して価格操作するマイナーと大口投資家たち

このことは、(実際にはより少ないビットコインのおかげで)価格の上昇圧力が働き、より高性能のコンピュータ・ハードウエア・マイニング機器を活用するマイニング会社に有利に働いています。

というのは、仮想通貨市場に流入してくる投機資金が非常に多いので、彼らは、採掘したコインを貯めこんでおいて、価格が急騰している間に市場でコインを売却することができるからです。

反対に、市場が下落しているときは、安値でより多くのコインを仕込んでいるのです。

現在、ハイヴ・ブロックチェーン・テクノロジー社は、イーサリアム、イーサリアム・クラシック、ビットコインを採掘しており、その同じ戦略を使って、すぐにライトコインや他の暗号通貨に次々と移動しています。

ビットコインの多くは、確かに失われています。さらに、富裕層のビットコインホルダーは、ハードウォレットなどに移し替えており、自らロックアップして市場に出さないようにしているのです。

そして、言うまでもなく、多くのビットコインが長期投資家によって「ガチホ」されており、トレードに出されることなく保有されています。

このような状況では、クジラ同士が結託して、何千億円、何兆円もの投機マネーが仮想通貨市場に乗り込み続けることによって、ビットコインなどのような人気の仮想通貨の価格が、数ヵ月も何年もの間、指数関数的に上昇していくと考えることは決して無理のない予想です。

当然、タックスヘイブンに隠匿されている巨大な裏金脈の一部が、仮想通貨市場になだれ込んでくるはずです。しかし、それには、もう少し時価総額が増えないと無理かも知れません。

闇の金脈の資金量が、あまりにも膨大なので、その百分の一でも仮想通貨市場に入れただけで急激に時価総額を増えて、かえって怪しまれてしまうからです。

いえいえ、規制当局にではなく、数百万人もの一般の投機家にです。

そうなれば、タックスヘイブンの闇を暴き、これを規制するふりをしながら、事実は、まったく逆で、世界の富豪たちや情報機関が保有している「決して表に出せない汚れたマネー」を保護する立場にある米・規制当局やウォール街は、世論に突き動かされてしぶしぶ重い腰を上げるメディアの攻撃にさらされてしまうからです。

つまり、ビットコインの40%を保有している「クジラ」たちは、そのあまりにも莫大な資産であるがゆえに、政府の財政破綻や世界同時株安、ハイパーインフレから資産の価値を温存する手段としてビットコインを位置付けているに違いないということなのです。

Next: 暗号通貨全体が大暴落する可能性も。そのとき資金はどこへ?

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