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暴落の洗礼を受けたFRB新議長は、「3月利上げ」を粛々と行えるのか?=今市太郎

粛々と行われてしまう米利上げ

就任後のパウエル氏の演説などを見ていても、今回の相場の下落を特別注視している気配もなく、ほかのFOMCメンバーからもほとんど気にしていない発言が出ているだけに、おそらくこの3月利上げは粛々と行われてしまうでしょう。

しかし過去100年の米国の金融政策を見てきても、金融当局が安易に金利を引き上げて引き締めを行った途端に株価が下落し、相場の大幅下落の引き金となったケースは非常に多くあります。

それだけに、このまま市場の予測どおり3月に利上げを断行するのかどうかが、大きなポイントになりそうです。

もともと、FRBは株価しかみていないという厳しい指摘もあります。なんとか相場が回復してきている現況から、FRBが利上げをたいしたリスクではないと判断した場合に、果たして相場がその通りの反応を示すのか、想定と異なる反応になるのかは、非常に注目されます。

おそらく市場に変化が出るとすれば、米債市場のバブルが崩壊し、株価に飛び火してえらいことになりそうな状況で、もはや単なる妄想的な話ではなくなりつつあります。

どうも全体として、ゴルディロックス相場の一時的調整と見るには、あまりにも楽観的すぎる相場観であることは間違いありません。この地殻変動に対して、備えるべき時期が迫っているように思われます。

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今市太郎の戦略的FX投資』(2018年2月20日号)より抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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