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東京証券取引所は1秒を1/7200に分割 「うるう秒」への対応

1日を1秒延ばす「うるう秒」が2012年以来、3年振りに実施されます。
挿入されるのは2015年7月1日「午前8時59分59秒」と「午前9時」の間、「午前8時59分60秒」。前回の2012年の時は日曜日だったこともあり、日本市場での金融取引への目立った影響はありませんでしたが、今回は取引が始まる直前ということで非常に注目を集めています。

ちなみに前回の2012年時は「mixi」やFirefoxで知られる「Mozilla」にうるう秒が原因とされるシステム障害が発生し、一時アクセスがしにくくなった言われています。

そこで今回、東京証券取引所は1秒間を7200に分割。1秒に1/7200秒を足し続け、2時間かけて1秒を消化するという対策を行います。
しかし、万全を期しているとは言え、1/1000秒単位で売買が行われているため、実際どのような事が起きるかはわかりません。

アメリカでは、東部標準時6月30日の20時直前に「うるう秒」が挿入されます。
そのためニューヨーク証券取引所ナスダック市場は、時間外取引を30分早く19時30分で終了し、うるう秒を避けるとのこと。

果たしてシステム障害は起こってしまうのか、それとも何事もなくやりすごすのか。注目が集まるところです。

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