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だからあなたのブログは読まれない。稼げる「自分メディア」のつくり方(後編)=俣野成敏

今回は「自分のメディアのつくり方」の続編をお送りいたします。前回は自分メディアを持つ意味についてお話をし、さらに必要となる事前知識などを中心にお伝えしました。本号では、より具体的な内容に入っていきたいと思います。(俣野成敏の『トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」』実践編

プロフィール:俣野成敏(またのなるとし)
30歳の時に遭遇したリストラと同時に公募された社内ベンチャー制度で一念発起。年商14億円の企業に育てる。33歳で東証一部上場グループ約130社の現役最年少の役員に抜擢され、さらには40歳で本社召還、史上最年少の上級顧問に就任する。2012年の独立後は、フランチャイズ2業態6店舗のビジネスオーナーや投資活動の傍ら、マネープランの実現にコミットしたマネースクールを共催。自らの経験を書にした『プロフェッショナルサラリーマン』及び『一流の人はなぜそこまで、◯◯にこだわるのか?』のシリーズが、それぞれ12万部を超えるベストセラーとなる。近著では、『トップ1%の人だけが知っている』(日本経済新聞出版社)のシリーズが10万部超えに。著作累計は44万部。ビジネス誌の掲載実績多数。『MONEY VOICE』『リクナビNEXTジャーナル』等のオンラインメディアにも数多く寄稿。『まぐまぐ大賞(MONEY VOICE賞)』を3年連続で受賞している。

※本記事は有料メルマガ『俣野成敏の『トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」』実践編』2018年3月11日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月すべて無料のお試し購読をどうぞ。

誰に向けて何を書く? 秘訣は「ブログで売ろう」と思わないこと

「続けられない」はどうしたら克服できる?

前回の特集でもお話した通り、今は気軽に自分の意見を公開する方法が豊富に用意されています。“自分メディアをつくる”というのは、ブログやメルマガなどを通じて、継続的に自分の主張を発表できる場を持つ、という意味です。もちろん、実際は写真や動画等でも構いませんが、ここでは便宜上「ブログを書いてインターネット上に掲げる」前提で話を進めることにしましょう。

ところで、自分メディアに関するもっとも多い悩みとは、「続けられない」ということではないでしょうか。確かに「副業の第一歩として、自分メディアを持つ」という方にとって、昼間、働いて家に帰り、それから文章を書く、というのは簡単なことではありません。つい「今日はもう疲れたから明日にしよう」とか「時間がないから」と避けたくなる気持ちもわかります。

これらを克服してビジネスで成功するための思考法として、前回の当メルマガ(Vol.89)でお伝えしたのが「2WCH理論」です。人が挫折しない方法とは、「この道を進めば自分の望み通りの未来が手に入る」と確信することです。それには「誰のために」「何のためにそれをやるのか?」を理屈で理解しておく必要があります。この「誰のため」というのは顧客のため、ということですが、結局はそれが自分のためになるのは言うまでもありません。

それから、自分メディアを続けられない理由として、ありがちなのが「文章にツッコミを入れられたらどうしよう」とか「これでどれくらいの人が読んでくれるだろうか?」といった、さまざまな不安要素です。要は他人の反応が怖いために、中にはせっかく書いたのに修正に次ぐ修正で、なかなかアップできない、という人もいます。

私は先日、文章を寄稿しているリクナビNEXTジャーナルの企画で、『ドラゴン桜』等のマンガでおなじみの三田紀房先生と対談を行いました。その時、三田先生がこうおっしゃっていたのがとても印象的です。「私は、作品の完成度は80%でいいと思っています。なぜなら、スピードもサービスの一環ですから」と。つまり自分が提供する情報を待っている人に対して、一刻も早くその情報を届ける、というのはメディアの大切な責務の1つだ、ということです。

1. 世間のマーケティングに対する間違った思い込み

本特集は「サラリーマンの方が、将来の独立も視野に、副業の第一歩として自分メディアを始める」という想定のもとに執筆しています。

ですが、もちろんそれ以外の「新しいビジネスを始めたい」とか「現状を改善したい」という方にも役立つ内容だと思います。

まずは前回のおさらいも兼ねて、「なぜペルソナを絞ると読者が集まるのか?」というところからお話することにしましょう。

Next: 身内に向けて書いていたらアクセスが増えていた? 成功の秘訣とは

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