fbpx

東日本大震災後の3月14日、オプション市場で起きていた「想定外」の事態=高梨彰

どこまで損失が出るのかを常に把握しておく

日本は地震の多い国です。しかし、地震予知なんてできません。大切なのは「めったにない出来事」が起きた時に、どんな値動きとなるか、予め確認しておくことです。その上で、どこまで損失が膨らむか、これも予め把握しておくことが不可欠です。

ノーベル賞級の優秀な人でも、金融市場で大きな損失を被ることはあります。恐らく、今後ますます存在感を高める人工知能(AI)にしても、リスクは一緒です。

リスクを取らずしてリターンは得られません。しかし、無駄なリスクは避けるべき。特に、パニック・恐怖は市場参加者にとって最大のリスクです。オプション取引に限らず、パニックを避ける工夫を普段から心掛けるようにしたいものです。

「これと思った株を買ったら、『最大損失は買った金額』と割り切り、あとは相場を見ない」なんていうのも、中途半端に相場を見てパニックを起こさないための工夫の1つと言えるかもしれません。

最後に、改めまして、東日本大震災にて犠牲となった方々にご冥福をお祈り申し上げます。

【関連】なぜ買い豚も売り豚も自滅するのか?「次の暴落」が怖くなくなる投資術=鈴木傾城


※有料メルマガ『高梨彰『しん・古今東西』』好評配信中。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

<初月無料購読ですぐ読める! 3月配信済みバックナンバー>

※いま初月無料の定期購読手続きを完了すると、以下の号がすぐに届きます。

・森友問題とアベノミクスの因果関係(3/12)
・アベクロよりアバクロ(3/9)
・処分売り、峠を越したのでは(3/8)
・ニュースよりチャート(3/7)
・切らされるばかり(3/6)
・円高エイリアン(3/5)
・決算対策の季節(3/2)
・黒田総裁のやる気度(3/1)

<こちらも必読! 月単位で購入できるバックナンバー>

3月分すべて無料の定期購読手続きを完了後、各月バックナンバーをお求めください。

2月配信分
・良い数字が株価を下げる(2/28)
・議会証言、余計なこと考えず(2/27)
・苦々しいだけの株高・債券高(2/26)
・原油高が続いています(2/23)
・米長期金利上昇を止めるもの(2/22)
・ポートフォリオは傷んだまま(2/21)
・働き方改革に思うこと(2/20)
・インバウンド需要、これから(2/19)
・刹那的(2/16)
・それほど上昇していない、米長期金利(2/15)
・新たな塩漬け(2/14)
・荒れた相場にゃフィボナッチ(2/13)
・こんな時に、取引所は…(2/9)
・コメントよりテクニカル(2/8)
・デッド・キャット後に控える生きた猫(2/7)
・NY株安、大したことないけど、不安増幅(2/6)
・米金利上昇、8日辺りまでが目処(2/5)
・投げこ・踏みお親子が嘆く金利上昇と日銀(2/2)
・市場の「錯覚」(2/1)

【関連】ビットコインを叩きのめせ。G20が仮想通貨を目の敵にする納得の理由=E氏

【関連】中国をイラッとさせたトランプ関税、真の標的はロシアだった=高島康司

【関連】ドバイで進む「人工知能政府」開発を、なぜ日本のマスコミはひた隠すのか?

1 2 3 4

本記事は『マネーボイス』のための書き下ろしです(2018年3月13日)
※太字はMONEY VOICE編集部による

初月無料お試し購読OK!有料メルマガ好評配信中

高梨彰『しん・古今東西』

[月額880円(税込) 毎週月・火・水・木・金曜日(祝祭日・年末年始を除く)]
チーフストラテジストとして、年200回ほど発行していたメルマガ『古今東西』が、『しん・古今東西』としてここにリニューアル。株・債券・為替などの金融市場全般から、マクロ経済、市場心理など、「これ何?」なことを徒然なるままにお伝えします。四方山話も合わせ気軽に読めて、しかも相場を「自分で判断出来る」ようになるメルマガです。是非一度お試し下さい。

いま読まれてます

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー