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ギリシャを助ける者は出てくるのか?問題長期化は避けられない情勢

注目を集めていたギリシャの国民投票ですが、賛成38.69%、反対61.31%と大差で「緊縮財政NO」派が勝利しました。この結果を受けた再提案とともに、ギリシャ政府はEUとの再協議に入ると見られていますが、ベテラン投資アドバイザーの長谷川雅一さんは、今後のギリシャ問題について長期化は避けられないのではないかと語っています。

【関連】ギリシャの国民投票、YESでもNOでもない3つ目の結果って?国民投票は決着でなく長期化の始まり?

ギリシャはEU離脱に向かう?

ギリシャは、これから、どうなるのでしょう?
専門家の中には、「ギリシャは、ゆるやかにEUを離脱するだろう」と見る向きも多いようです。

もちろん、EU離脱は前例のないことであり、EU離脱については明確なルールや手続きも決まっていないため、非常にやっかいな問題となりそうです。

「正式には離脱していないが、実質的には離脱している」といった、中途ハンパな状態になる可能性もあります。

もうすぐギリシャはユーロを使えなくなる

いずれにせよ、ギリシャが、EU側の提示する財政緊縮策を蹴ってしまった以上、このあともしばらく、ギリシャは銀行の営業を再開できません。

その間も、少しずつ、ATMからユーロが引き出されるなどして、ユーロが使われ続けるため、やがてギリシャ国内のユーロが枯渇することは、ほぼ確実で、それはもはや時間の問題です。

つまり、このままだと、ギリシャは、遠からずユーロが使えなくなり、その時点で、実質的に、まず「ユーロ圏」から切り離されることになるわけです。

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