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AIに仕事を奪われた元ゴールドマンの株トレーダー、いまは何をしている?=矢口新

ヘッジファンドのレベルは決して高くない

バロンズ誌のデータでは、基本的にはS&Pのパフォーマンスに連動しながらも、常にS&Pのパフォーマンスを下回っている

2015~2017年のヘッジファンド「トップ100」ランキングでは、著名な大手ファンドが目を引く中、1位を獲得したのは小規模な米国外ファンドだったという。

1位のトロントを本拠とするMMCPは、運用資産5億5200万ドルのグローバル・イベントドリブンのファンドで、10年以上の歴史を持つ。2015~2017年の年換算リターンは38%強だった。

他のヘッジファンドが精彩を欠いた2017年に63%のリターンを上げたことが功を奏したとされる。最近ではハイテク、エネルギー、製薬の各業界を中心にアービトラージなどの機会を見いだしているようだ。

前回のトップは、マドリードを本拠とするEQMCという当時の運用資産3億9000万ドルのファンドだった。EQMCは、欧州の中小型株に投資するアクティビストファンドで、2017年には23%強のリターンを上げ、今回のランキングで3位に入った。

上記のように、ヘッジファンドのレベルは、皆さんが思っているほど高くない

なぜなら、ヘッジファンドは資金調達さえできれば、誰でも作ることができ、ヘッジファンド・マネージャーだと名乗れるからだ。

全体のレベルが低いために、そうした玉石混交の玉、トップ中のトップですら上記の成績だ。

私が知る限り、個人投資家の方が、よほど上手い。私が助言した個人投資家の中には、上記の10倍のパフォーマンスを誇る人さえいる。

私自身は、あまり攻めないので、上記の(トップ)パフォーマンス並みだが。


※本記事は、矢口新氏のメルマガ『相場はあなたの夢をかなえる ―有料版―』2018年5月2日号の一部抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会に今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。配信済みバックナンバーもすぐ読めます。

image by:Roman Tiraspolsky / Shutterstock.com

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相場はあなたの夢をかなえる ―有料版―』(2018年5月2日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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