収入のうち、どれくらい投資してもいいの?
続いて、「収入の中で、どのくらい投資に回せばよいかわからない」という悩みについて、30代で貯金がゼロという前提でお話します。
まず、収入の10%のお金は、貯蓄や投資に回すと決めましょう。手取り26万円としたら、2万6,000円です。
貯金がゼロ円でしたら、まず生活費の6ヶ月分を預貯金で確保したいですね。万が一何かがあった時のお金です。手取りから預金分を差し引いた「23万円×6ヶ月」で、138万円です。収入の10%に加え、ボーナスの半分も貯蓄できると、貯まるのが早いですね。
さて、生活費の6ヶ月分が確保できるまで、投資をしてはいけないのでしょうか?
そんなことはありません。貯蓄額の10%程度は、投資信託を利用した方が良いです。
たった3,000円の投資でも大きく違う
先ほどの例では、3,000円くらいでも投資に回してみましょう。
たった3,000円と思われるかもしれませんが、3年くらい運用すると、随分と違ってきます。預貯金ではまったく増えないので、その違いにビックリします。
先日も、3年振りにセッションしたクライアントが「投資信託だけで、こんなに増えるとは思いませんでした」と、喜びの声をいただきました。
増えるのがわかると、少しでも増額したくなります。100円でも200円でも、投資額を増やしてくださいね。
すると、今まで浪費していた人も節約が上手になるので、ビックリします。
「収入の10%」は投資していい
預貯金は、生活費の6ヶ月以上は必要ありません。それが準備できたら、すべて投資に回しても大丈夫です。
つまり、収入の内の10%は、投資に回していいってことです!
投資信託だけでも、月2万円くらい積立できれば、お金が貯まるスピードが速くなります。ある程度資産ができたら、実現したい夢に合わせて、もう少しリスクを取った投資も取り入れていいでしょう。
投資信託で100万円くらいになったら、その10%はもっとリスクをとって利率を上げましょう。
『教育貧困にならないために』(2018年5月20日, 21日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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