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サッカーW杯ですら経済効果が出ない日本に、海外勢はいつ振り向くのか=高梨彰

6月利上げに「確定の赤ランプ」が灯った

トランプが楽しみにしていた通りの「良いデータ」で、Fedによる6月利上げに「確定の赤ランプ」が灯りました。

欧州でゴタゴタがあっても、金融危機にでも発展しない限り、年後半も利上げが続きそうです。

雇用統計後に発表された米ISM製造業指数も「良いデータ」でした。総合指数は58.7、新規受注や生産等の各項目別指数も概ね改善を示しています。

不安材料は「貿易戦争」と「米ドル高」

各業界からのコメントも明快です。現状の良さを認識しつつ、今後の不安材料である2点について、明確に言及しています。「関税・貿易戦争」と「米ドル高」です。

関税については何とも言えないところがあります。一方、米金利がこのところ上昇した割に、米ドル高は一定の範囲内に収まっています。ユーロ安にしても、ユーロ圏の事情があってのものです。

総じてトランプの想定範囲の中に米国経済も世界経済も、そしてマーケットも収まっています。ただし、それはトランプを中心とした世界だけでして、日本も含めて他国のとばっちりは徐々に溜まってきています

まぁ、政策の進み具合に合わせて株価が動いているとも言えます。日本株は「もっと上がっても良いのに」な状態が続きそうです。

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※本記事は有料メルマガ『高梨彰『しん・古今東西』』2018年6月4日, 5日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

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・習近平に見せつけられる(4/10)
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3月配信分
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・検索しても日本が出てきません(3/28)
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高梨彰『しん・古今東西』』(2018年6月4日, 5日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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