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意味のない保険見直しこそ無駄使い。加入者が知るべき必要十分な安心とは=牧野寿和

保険に加入しない選択

特に、医療保険について、例えば、掛け捨ての医療保険に加入するのであれば、

・保険会社に支払う保険料の総額
・保険会社から受け取ることのできる入院給付金などの総額

この2点を計算して、

・定期的に貯蓄する
・株式などの金融商品で運用する

というような方法で対処することも可能です。

もし入院したとしても、前述の「高額療養費」などの制度も利用しつつ、自身でお金を用立てることができれば、生活に大きな支障はありません。

貯蓄は目的があってするものですが、例えば、老後用の貯蓄から入院費を一時的に流用しても、また老後の資金は貯め直せばよく、老後資金用の貯蓄額には大きな影響はでないというケースもあります。

しかし、保険に加入すれば、支払ったお金は保険商品にのみに使われ、家計内での柔軟な運用はできません

何でもかんでも保険に入ればよいと言うことはない

このように考えてみますと、やはり保険に加入するには目的が必要です。

また、万一の時に「いくら保険金をもらえばいいのか」という計算をしてから、保険に入ることが重要です。

従って、保険を見直す前にこの作業をしてから保険に申し込めば、保険を見直すこともなく、必要以上に保険料を支払うこともないのです。

保険に加入する時は、必ず保険に加入する目的を明確にしてから、保険会社の人と話しましょう。そうすることで、保険会社の営業マンと対等に向き合えます。

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【人生の添乗員(R)】からのワンポイントメッセージ』(2018年6月6日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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