保険に加入しない選択
特に、医療保険について、例えば、掛け捨ての医療保険に加入するのであれば、
・保険会社に支払う保険料の総額
・保険会社から受け取ることのできる入院給付金などの総額
この2点を計算して、
・定期的に貯蓄する
・株式などの金融商品で運用する
というような方法で対処することも可能です。
もし入院したとしても、前述の「高額療養費」などの制度も利用しつつ、自身でお金を用立てることができれば、生活に大きな支障はありません。
貯蓄は目的があってするものですが、例えば、老後用の貯蓄から入院費を一時的に流用しても、また老後の資金は貯め直せばよく、老後資金用の貯蓄額には大きな影響はでないというケースもあります。
しかし、保険に加入すれば、支払ったお金は保険商品にのみに使われ、家計内での柔軟な運用はできません。
何でもかんでも保険に入ればよいと言うことはない
このように考えてみますと、やはり保険に加入するには目的が必要です。
また、万一の時に「いくら保険金をもらえばいいのか」という計算をしてから、保険に入ることが重要です。
従って、保険を見直す前にこの作業をしてから保険に申し込めば、保険を見直すこともなく、必要以上に保険料を支払うこともないのです。
保険に加入する時は、必ず保険に加入する目的を明確にしてから、保険会社の人と話しましょう。そうすることで、保険会社の営業マンと対等に向き合えます。
『【人生の添乗員(R)】からのワンポイントメッセージ』(2018年6月6日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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ご自身の描いた老後の生活を実現するために、 40代から、退職・完全リタイアをするまでに、 やっておくべきことがあります。 そんなことはわかっているよ!! でも、行動に移せないんだよね…… 実は、何から始めようか迷っているんだよ!? そもそも、何をしたらいいのかわからないんだよね??? そんな方のために、同年代の私、 「人生の添乗員(R)」が、 ファイナンシャルプランナーとして13年の実績と、 自身の人生経験から、 40代から、退職・完全にリタイアをするまでにすべき、 「貯蓄」と「節約」について、 毎週、1テーマずつお伝えします