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安倍陣営が選挙妨害? ポスト加計になりうる「安倍首相自宅放火事件」の深い闇=山岡俊介

2000年に起きた安倍首相自宅放火未遂事件の裏に、安倍陣営側の選挙妨害依頼があった――大手メディアが報じない真実に迫る『アクセスジャーナル』よりご紹介。

※本記事は有料メルマガ『アクセスジャーナル・メルマガ版』2018年6月18日号(配信予定)の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:山岡俊介(やまおか しゅんすけ)
1959年生まれ、愛媛県出身。神奈川大学法学部卒。零細編集プロダクションに2年半在籍し、29歳で独立。91年『週刊大衆』の専属記者を務めながら『噂の真相』『財界展望』などを中心に記事執筆。主な著書に『誰も書かなかったアムウェイ』『アムウェイ商法を告発する』(以上、あっぷる出版社)、『銀バエ実録武富士盗聴事件』(創出版)、『福島第一原発潜入記 高濃度汚染現場と作業員の真実』(双葉社)など。

アクセスジャーナルが暴く「安倍首相自宅放火未遂事件」の真相

スクープ! ポスト加計疑惑――解明「安倍首相自宅放火未遂事件の闇」(1)「存在した3つの“念書”」

本紙が事件発生(03年11月逮捕。犯行は00年6月から8月にかけて安倍氏事務所なども含め5回、火炎瓶を投げ込む)からほどなく追及を始めていた、山口県下関市の安倍晋三首相の自宅放火未遂事件(ただし、車庫の車3台が全半焼)の真相がついに明らかになって来た。

この事件、以前から、主犯とされた小山佐市氏(80。懲役13年で今年2月に満期出所)なる人物は、99年4月の下関市市長選において、安倍首相が推す現参議院議員・江島潔氏を再選させるため、地元の安倍事務所が対立候補の古賀敬章氏に対する選挙妨害を依頼。しかし、見返りの約束が実行されなかったことから、塀のなかで知り合った指定暴力団「工藤会」(当時。現・特定危険指定暴力団)の組長らと犯行に及んだとも見られていた。

(参考:古賀敬章氏は、96年10月の選挙では安倍首相の対抗馬としても出馬。金城湯池の山口4区で安倍氏の約9万3000票に対し、古賀氏約6万票と善戦。もし、安倍氏の最大の地元・下関市の首長として実績を積み、代議士返り咲きを狙われれば安倍首相自身も危ないと大変な危機感を持っていた)

だが、大手マスコミはいまふうに言えば安倍首相に忖度して、選挙妨害の件はボカし、何らかの逆恨みと報じていた

ところが、ここに来て、やはり小山氏は選挙妨害を依頼され、その見返りも求めていたことがハッキリして来た。

以前から、ごく一部の事情通の間では、その旨を記した「念書」なるものが存在すると噂されていた。だが、この存在は放火未遂事件の公判においても一切触れられていなかった。

しかし、本紙・山岡はその「証拠文書」をついに入手したからだ。

本紙が掴んだ証拠文書

それは正確には1つの「願書」と、2つの「確認書」で、いずれも、地元の当時の筆頭秘書・竹田力氏(山口県警OB。元警視)の署名・捺印がされたものだ。

以下にその3つの文書を転載、その概要を解説する。

しかも、その他の証拠文書、関係者への取材、出所後の小山氏への2度、計6時間以上のインタビュー(ビデオ映像あり)などから、安倍首相自身も当初から選挙妨害の件を了承していた可能性さえある。

また、江島氏再選直後の99年7月3日、安倍首相は地元の事務所で2時間以上、小山氏と2人だけで“見返り”の相談の件で会っていたと思われる。

さらには、小山氏は翌8月、選挙妨害を直に依頼したと思われる佐伯伸之秘書(当時)に対する300万円の恐喝事件で逮捕されている(起訴猶予処分)が、これは小山氏の“口封じ”のためのでっち上げ逮捕だった可能性もある(実際、小山氏は弁護士に虚偽告訴罪で佐伯秘書、安倍首相の告訴も相談していた)。

こうなると、もはや地元の安倍事務所が勝手にやったでは済まされないだろう。

Next: 真相が明らかにされていれば、安倍政権は誕生しなかった

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