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韓国市場の暴落と演出される反日ムード、日韓関係を操作する2つの組織の思惑とは?

韓国市場から国際金融資本が一斉に資金を引き上げています。その背景には何があるのか。徴用工や防弾少年団問題で溝が深まる日韓関係をもとに紐解きます。(『カレイドスコープのメルマガ』)

※本記事は、『カレイドスコープのメルマガ』 2018年11月11日臨時増刊号の一部抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会に今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

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※(筆者注)米中間選挙の前後で、市場のトレンド転換を告げるサインがいくつか出てきたので、取り急ぎ「臨時増刊号」の形で配信させていただきます。ただし、これらは「確定」ではなく「予想」ですから、後々、変更されることも多いでしょう。そのあたりを十分お含みおきいただき、あくまでも一つの「観測」としてご利用ください。

日韓和平か、闘争か。東アジアを牛耳る新リーダーが生まれる?

韓国市場から逃げ出す外資系金融と「ありえない」株式市場の暴落

今年もまた、年末に向けて金融市場からざわめきが聞こえてくるようになりました。例年のこととはいえ、今年の市場の動きは非常に不気味です。去年までと違って、まさに激動の予兆となるサインが、ところどころに現れているからです。

その1つが、韓国総合株価指数(KOSPI)の大暴落です。

2017年、北朝鮮の非核化へ向けての努力が実を結ぶと見ていた外国勢は、韓国の株式市場に資金を投入して株価をひたすら吊り上げてきました。

しかし、投資家たちは、好材料出尽くしと判断したのか、2018年1月26日に最高値をつけた後、株式市場から資金を引き上げ始めているので、一転して下落トレンドに入りました。

KOSPI指数 週足(SBI証券提供)

KOSPI指数 週足(SBI証券提供)

中でも、2018年9月28日から始まった崖の上からダイビングするような株価の下落は、まさに「落下」と表現すべき大暴落です。

これは、9月26日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で3ヵ月ぶりの利上げが決まり、その瞬間、米長期金利が3.2%台に跳ね上がったことを嫌気しての反応です。この日を境に世界の市場は同時株安に入り、NYダウは10月24日の水曜日に600ドル以上急落、翌25日も大きな下げ幅を伴って続落しました。ナスダックも同様に2011年以来の下落でした。

世界の市場は、10月27日あたりでやっと下げ止まり、ここからはリバウンドして値を戻しつつありますが、韓国市場だけはリバウントの兆しが見えません

韓国市場で何が起こっている?

韓国市場で何が進行しているのかというと、今まで韓国経済を牛耳ってきた半島勢力の権力を入れ替えるために、越境する国際金融勢力が韓国市場から引き上げることを決定したということなのです。

去年6月20日、朝鮮日報が「韓国金融委員会が6月18日、英ロイヤルバンク・オブ・スコットランド(RBS)、スペインのビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行(BBVA)、米ゴールドマン・サックスの韓国支店の閉鎖を認可した」ことを報じました。

それ以前にも、2012年のゴールドマン・サックスの韓国での資産運用部門の閉鎖、2013年のHSBCの韓国国内の10支店の閉鎖、2016年のスペインの銀行最大手、サンタンデール銀行のソウル事務所閉鎖、韓国フィデリティーのファンドマネジャーの香港、シンガポールなどへの配置転換、2016年のスイス系UBS、英国系バークレイズの韓国撤退について発表されています。

そこに、とどめを刺すかのように、去年6月20日に外資系大手3行の撤退が決まったことから、韓国市場には、もはや外国からの資本の流入が期待できなくなったのです。外資系大手3行の撤退表明の直後から、ヒュンダイ、ロッテ、サムスンといった韓国経済の屋台骨を支えている企業の株価が軒並み下落基調に転換し、今のところ回復の兆しが見えていません。

劇的に変わる国際金融資本の流れ。資金は日本へ?

いっぽう、バブル崩壊のリスクが高まる中、相対的に浮上してきたのが日本市場で、一度は撤退のシグナルを送っていた英バークレイズが、日本拠点の再構築に取りかかりました。

バークレイズは、2016年、日本の現物株取り扱いから撤退を発表して100人の人員削減を行いましたが、2017年に入って、外資系大手3行による韓国からの撤退表明の翌月、再び日本市場に戻ってきたのです。

いっときは、主に、ゴールドマンサックスなどの外資が主導して、ソウルを極東の国際金融センターにしようという計画が進められていましたが、どうやらぬか喜びに終わりそうです。

それどころか、世界の市場はいよいよ雲行きが怪しく、最悪、韓国経済の破綻を覚悟しなければならない事態に発展する可能性も出てきました。国際金融資本の流れが、それほど劇的に変わったということなのです。

Next: 韓国株式市場から一部の資金が仮想通貨に移動している

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