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いま必要な景気対策は「消費増税凍結」のさらに上を行く「消費税減税」だ=藤井聡

例えば、消費税率を5%に戻す、という取り組みも考えられるかもしれません。

あるいは、「軽減税率」の仕組みを、現在の税率8%の現状に対して施す、という方法もあり得るかもしれません。

もちろん、以上の議論はあくまでも、

「純粋な政策論」

であり、

「政治プロセス論」

から考えるのなら、それは困難だ――ということなのかもしれません。

しかし、政策論不在の政治プロセス論は、確実に日本経済を衰弱させることになるでしょう。

だからこそ今こそ、「純粋な政策論」を軸に、あるべき政治プロセスを考える、という姿勢が求められているのではないかと、筆者は考えます。

筆者の以上の考察が、日本経済を救うための政治決断に幾ばくかでも貢献し得ることを、心から祈念いたしたいと思います。

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