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薄毛の孫正義はレオパレスの壁の薄さを知らないのか?SB傘下ファンドが570億円支援

先日、業績の悪化により118億円を上回る債務超過に陥る見通しを発表していたレオパルス21が、米投資ファンドから出資と融資を受け、経営の立て直しを図ることになったと、各メディアが報じている。

報道によると、支援するのはソフトバンクグループ傘下のファンド「フォートレス・インベストメント・グループ」で、拠出されるのは出資と融資を合わせて総額570億円程度。この一連の資金調達で、連結ベースで債務超過を解消する見通しとなった。

それを受けたレオパルス21の株価は、一時前日比22%高の191円まで急伸し、午後2時19分以降は売買が停止された。

レオパレス21<8848> 15分足(SBI証券提供)

レオパレス21<8848> 15分足(SBI証券提供)

決算発表が2度延期されるなど社内も混乱か

レオパルス21が今日の窮状に陥ったのは、2018年に発覚した集合住宅での施工不備問題が端緒。さらに、アパートオーナーとのサブリース契約を巡るトラブルも表面化し、広く世間から批判を集める結果となった。

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その後レオパレス21は、問題となった施工不備の改修を進めたものの、その費用が膨らんだことで経営を圧迫。さらに賃貸アパートの入居率が低迷したことで、収入もここに来て減少していた。

先日の債務超過が判明した決算発表も、当初だと8月に行われる予定だったものの、希望退職募集により決算業務に従事する従業員が想定以上に退職したことで、結果2度に渡り延期になるなど、このところは社内もかなり混乱していた模様だ。

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借入金利14%に「大丈夫か?」の声

今回の一報に対して、おおむね驚きをもって受け止めたネット上。ただ、まだまだ安心するのは早いという意見も多く、特に“借入金利14.5%”という点に対して「とんでもなくて草」「痺れる」「どこの闇金融?」といった声があがっている。

大都市圏を中心に約57万戸の物件を抱えるレオパルス21。何かと問題を抱える企業ではあるものの、破綻となれば住居人やアパートオーナーにとどまらず相当な影響が予測されるだけに、これを契機になんとか経営立て直しに向かってほしいところである。

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