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市場の「二極化」と明るい兆し マザーズ指数はなぜ強いのか?=炎

上場後に株価が長期低迷しているマザーズ銘柄に妙味も?

つまり、好業績株やテーマ株、反転上昇の可能性がある長期低迷株など多彩な切り口で投資家が取り組んでいる姿が感じられます。これらの銘柄は上場時から人気化したCYBERDYNEのような例外を除けば、比較的IPO時点においては穏健な値動きを見せることが多いのですが、投資家からの理解が進めば、その後は時折見せる調整局面を経て株価が大きく上昇する銘柄があったり、反対に長期に株価が低迷してきた銘柄が何かのきっかけで見直されることで大きく株価が上昇するに至ったりしている訳です。

今年のIPO銘柄数は3月までが23、4月の5銘柄を加えると28銘柄となります。そのうちのマザーズ上場銘柄数は既に上場を果たした14銘柄に加え、今後上場する2銘柄を加え16銘柄となります。

中には直近IPOしたスマホゲームのアカツキ<3932>のように上場直後弱含んだものの、その後急騰を演じている銘柄もあります。

アカツキ<3932> 日足(SBI証券提供)

アカツキ<3932> 日足(SBI証券提供)

マザーズ上場の銘柄の多くは内需系サービス企業でネットワークを活用した成長が見込まれるなど内容を吟味すれば、上場後に株価が長期低迷していても、1~2年で大きく居所が変わる銘柄も出てくると期待されます。

短期よりも中長期視点でのじっくり型の投資が奏功するものと思われます。

日本株の潮流が大型株一色から中小型株を指向する動きがなおも続くなら、こうしたマザーズIPO銘柄を改めて研究し直すことが運用成果の向上にもつながると考えられます。

【関連】今週末にも1ドル104円? 日経平均に2,000~3,000円の下落余地=長谷川雅一

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億の近道』(2016年4月11日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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