毎週季節に合わせた快適生活術を届けてくださるメルマガ『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』。その中で今回紹介されているのは、秋の疲れ目の予防法です。急に気温が下がるこの時期特有の疲れ目を遠ざける4つの方法、もちろん誰にでもできる手軽なものですよ。
「寒露」のころ
街中の街路樹からよい香りがただよってきます。キンモクセイが咲き誇ると、季節はすっかり秋なのだなぁと感じます。「リラックス効果・ストレス解消効果のある桂花茶(ケイカチャ:金木犀の花茶)」は、呼吸を深くして代謝を高める効果も期待できます。秋は呼吸を深くして抵抗力をたかめましょう。
目の疲れ・チェック
同じ姿勢でじっと物を見ていると、肩や背中が凝ります。これは「視覚」を支えているのが「目・眼球」ではないということです。目玉は所詮「レンズ」です。その「レンズやカメラ(この場合、脳みそやアタマですね)」をささえる「三脚」の役割をするのが、くびや肩となります。視覚からとびこむさまざまな情報を処理するのは「脳みそ・アタマ」ですが、このような「思考」をささえるのも肩や背中なので、長時間、目とアタマを使い続けると、気がつけば上半身がバリバリになります。
とくに秋は気温が急に低くなり、肩首が寒さですくむようなこわばりをおこしやすいです。「三脚」がそもそもこわばって「性能が落ちる」と、視力を支える力が弱いため、目が疲れやすくなります。お彼岸を過ぎて急に涼しくなりました。このころに急に目の疲れやすさを感じたら、くびのつけ根や肩甲骨の間にカイロを貼って過ごしましょう。視力を支える肩首の血行がよくなると、目のつかれが予防できます。
目の疲れ予防
・くびのつけ根や肩甲骨の間にカイロを貼る⇒くびのつけ根「大椎のツボ」のとり方
・入浴時にうなじから肩甲骨まで熱めのシャワーであたためる
・耳や耳たぶを軽く引っ張りながらよくもむ
・肩や二の腕を蒸しタオルであたためる
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