マイナンバーでなぜ「へそくり」がバレるのか?

 

悪いこと…ではないと思いますが、例えば「へそくり」。銀行口座へのマイナンバーのひも付けは、任意ですが2018年から実施される予定となっています。隠れて口座をつくって貯金をしていたとしても、家族だったらマイナンバーの情報がわかってしまうかもしれません。要は、家族の携帯電話をこそっと見てしまう感覚です。そうすると、隠し財産があることはバレてしまいますし、キャッシングの返済などの履歴がバレてしまうことも…! むしろ情報漏えいは家族間こそ気をつけた方がいいのかもしれません。

これだけでなく、会社員の副業がバレやすくなる可能性があったり、企業としては対応に負われたりと、マイナンバーについては、管理される、面倒など悪い面がどうしてもフォーカスされてしまいます。ただ、メリットも当然あるわけです。

例えば、会社に提出する書類関係は減ると予測されています。年末調整や確定申告の際に、生命保険会社から送られてくる控除証明書を添付していると思いますが、こういうのもマイナンバーを通じて一気通貫で対応されるとも言われています。

マイナポータルと呼ばれるマイナンバーのポータルサイトを通じて、個人の電子私書箱にこの控除証明書を送ってもらうとか。そうしたことが予測されているんです。ただ、まだ稼働していないので、どれだけ利便性の良いサイトになるかは不明ですが、使う側としては、利便性のことも考えてほしいところですね。

image by: photo AC

 

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士業・コンサルタントのためのマイナンバーで稼ぐ技術」 
横須賀輝尚・馬塲亮治 飛鳥新社 

 

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