年々日本でも賑やかになってきているハロウィン。今年も渋谷のスクランブル交差点などでは多くの仮装をした人たちが闊歩していましたね。今回の『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』では、そんな最近のハロウィンの参加者たちは、イノベーター理論でいうアーリーマジョリティなのか、という質問に永江さんが答えています。
ハロウィンやってるのはアーリーマジョリティ?
Question
先日、渋谷スクランブル交差点辺りのハロウィンで仮装した群衆のニュース映像を眺めていて思いがよぎりました。ハロウィンそのものは未だ日本全国に浸透していないわけですが、彼らはアーリーマジョリティなんでしょうか?
”ハロウィン? 何ソレ”というレイトマジョリティ(高齢者)よりは進んで情報をとりに行っている? 取らされているのかもしれません。メディアや広告代理店にとっては必要な層なんだなぁ、ということくらいしかわかりません。ハロウィンの仕掛け人をイノベーター、そのディストリビュータをアーリーアダプターと見ることができるものでしょうか。
迎合しないというか斜に眺めている層もあると思うのですが、そういった層はどこに分類されるのでしょう。この層=(レイトマジョリティ)というのも違う気がします。
永江一石さんの回答
ハロウィンで渋谷で行進していた層の大半は明確な「レイトマジョリティ」ですね。
そもそもハロウィンが流行ってるらしいじゃん、ということをテレビで知って行動を起こしている時点で相当にレイトです。メディアの言うままに動いているわけですからね。
アーリーアダプターといえるのは日本に最初にハロウィンをイベントとしてもってきたサンリオの人あたりではないでしょうか。
迎合せず眺めているひとであっても「最近になってテレビでハロウィンを知った」という人はレイトマジョリティですね。
1992年に日本人留学生がアメリカでハロウィンで各家を回っているときに44マグナムで射殺されたんですが、そのときにハロウィンについてかなり報道されました。アーリーアダプターだとその時点で興味を持って調べたと思います。
つまりレイトになるかどうかは、流れてきた情報を単に受けとるだけなのか、それとも興味があることをどんどん調べにいくのかの差だと思います。
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『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』
著者:永江 一石
商品開発や集客プロモーションを手がける会社を設立し多くの企業のマーケテイングを行う。メルマガでは読者から寄せられたマーケティングのお悩みに対し具体的な解決策を提示。ネットショップや広報担当を中心に多くの購読者から支持されている。
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