例えば「共用」と「供用」など、文書の作成中に迷ってしまう同音異義語。無料メルマガ『仕事美人のメール作法』では、そんな間違いがちな7つの同音異義語を取り上げ、それぞれの正しい意味と使い方を開設、ではなく解説しています。
言葉の使い分け
今回は、文字を入力するとき「はて? どちらの漢字だったかな」と迷いやすい同音異義語を取り上げます。
「健在」と「顕在」
この2つの言葉の使い分け、できていますか?
「健在」は元気で変わりない様子、「顕在」は形となって現れること、という違いがあります。
例)健在…両親は健在です。
顕在…顕在失業、問題が顕在化する。
健やかにある様子が「健在」で、あらわになる様子が「顕在」でしょうか。
「顕在」の対義語は「潜在」。表面には現れないで、内部に隠れていることを意味します。
例)潜在意識
「けんざい」と同じ読みの言葉はほかに「建材」があります。こちらは文字通り建築に使う材料のことです。
「幹事」と「監事」
「幹事」は、会の世話役という意味で使われることが多いです。
例)忘年会の幹事
もうひとつ、「幹事」には会や団体で業務を中心となって担当する役という意味もあります。
例)党の幹事長
対して「監事」は 法人などを監督する機関という意味。法人の財産や理事の業務執行を監督することで、会社では監査役と呼ばれます。
例)社団法人の監事、理事と監事
平たく言えば「幹事」が会の中心となって取りまとめたり、仕事をする人。「監事」は会のお目付け役として、会員の不正がないか、うまくいっているかを監督・監視する人という違いがあります。
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