まさか信じてないでしょうね?「冷えで脂肪が硬くなる」という大ウソ

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体が冷えると脂肪が硬くなり、痩せにくくなるという通説があるようです。しかし、メルマガ『下半身がみるみるヤセる』では、冷えで脂肪は硬くならないと否定、その根拠もきちんと紹介されています。

冷えで脂肪は硬くなる?

前号を配信したすぐあとに、「冷えで脂肪は硬くなるのでしょうか」って、質問がきたの。エステとかに行くとかならず、「冷えで脂肪が凝り固まっているのでマッサージをして柔らかくする必要あり」って、言われてしまうんだって。

まず、前号でもお話ししたとおり、体が冷えていると脚やせ効果はでにくいよね。

たった4か所温めるだけで、冷え・むくみとおさらばできるって本当?

また、太ももとかを手で触って硬い場合、よ~くマッサージして柔らかくすることで脂肪は落ちやすくなる。だからといって、冷えで脂肪が硬くなっているわけじゃ~ないのよ。むしろ、硬くなってしまっているのは筋肉や結合組織など脂肪以外の部分なの。

冷えはもちろんだけど、姿勢の悪さ、運動不足、また、運動をしていてもまちがった筋肉の使い方をしていたりすると筋肉は硬くなってしまうの(ストレスも原因の1つ…)。血流が悪くなってしまうからね。

そうなると脂肪の運びだしやエネルギーづくりにも支障がでることになり、やせにくくなるばかりか、冷えはよりひどく、筋肉は、ますます凝り固まってしまうのね。何はともあれ、食生活をはじめライフスタイルを見直し、体の中から「燃える」状態をつくりたいね(私の「やせたい人は温めなさい」をご参考に)。

スピーディに入れ替えが…

「冷えで脂肪が硬くなる」というのは、冷蔵庫にいれた油が固まることからの発想からかしらね??

でも、人間のからだで同様のことが起こったら大変なことになっちゃう。なんたって、私たちのからだ中、あっちゃこっちゃに脂肪は存在しているからね。皮下ばかりでなく、内臓とか、血管まわり、神経、筋肉、血液中まで…。

私たちを構成している60兆以上の細胞、その膜も脂肪でできているようなもの。体が冷えたからって、これらが一斉に固まっちゃったら生命は維持できないよね。

食事などから摂取した脂肪や必要以上にとりすぎた糖質は、いったん中性脂肪にかえられて、脂肪組織内の脂肪細胞につめこまれるのは知っているよね。

それが必要に応じて分解され、血液に乗ってエネルギーを必要としている組織に送られたり再び中性脂肪に合成されなおしたりするのね。

あなたのお腹やお尻、太ももなどに脂肪はそこにドテッと居座っているようだけど、実は、つくられたり、壊されたり、入れかわったり、たえず変化しているわけ。それも、かなり早いスピードでよ。だから、脂肪が硬くなって代謝できないな~んていう状況には、ならないの。

ちなみに、冬と夏とでは、皮下脂肪の不飽和脂肪酸の比率は違うのよ。冬には高く、夏には低いの。液状になりやすい多価不飽和脂肪酸の比率が高ければ、冷えても皮膚はこわばらないけど、温度が高いと柔らかくなり過ぎちゃうから夏は低くならないとマズイのよね。

こうしたことは、体が自然に調節してくれているのよ。からだって、スゴイねっ!

image by: Shutterstock

 

下半身がみるみるヤセる
ダイエットすると胸ばかり小さくなり、かんじんの下半身はちっともやせないと嘆くあなた。そんなあなたに、下半身痩せ指導歴約30年、美容健康界カリスマ、ナターシャ・スタルヒンが、厄介なセルライトさえスッキリさせる美脚痩身術の全ノウハウを伝授します。
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