まさに中国の今。石炭から出るPM2.5が一番健康に悪いという研究結果

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今や日本人の誰もが知るようになった大気汚染物質・PM2.5ですが、最近の研究で毒性が一律ではないことがわかってきたそうです。無料メルマガ『e-doctor ドクタースマートの医学なんでも相談室』で、ニューヨーク大学の教授が発表した心疾患死亡のリスクが高いPM2.5について紹介されています。

石炭から出るPM2.5が健康に一番悪いんだって?

今日は、石炭から出るPM2.5が健康に一番悪いんだって?というお話です。

石炭燃焼による大気汚染粒子(PM2.5)は、他の汚染源から生じるものよりもはるかに健康に悪いことが分かったそうです。この結果は米ニューヨーク大学ランゴン医療センター(ニューヨーク市)教授のThurston氏らの研究によります。

1982~2004年に米国100都市で集めた約45万人分のデータを分析した結果、石炭、原油、天然ガスなどの化石燃料の燃焼によって生じる小粒子に曝露されると、心疾患リスクが上昇することが判明しました。

今回検討した小粒子は、2.5μm以下の微小粒子状物質で、PM2.5と呼ばれているものです。

同重量で比較すると、石炭燃焼で生じるPM2.5による心疾患死亡リスクは、他のPM2.5に比較して約5倍だったそうで、土の飛散、木の燃焼、その他のバイオマス燃焼によるPM2.5粒子は、心血管疾患による死亡リスクという点では重要でないことも分かりました。

「これまで、この種の研究では基本的にすべてのPM2.5粒子が、発生源にかかわらず同じ毒性をもつと想定されていた」とThurston氏は述べています。

世界保健機関(WHO)によれば、世界では毎年、約300万人大気汚染で死亡している。Thurston氏らは、石炭の燃焼がこの公衆衛生の危機における重大な要因だと述べている。

そうなんですか? 石炭が一番悪いんですか? でも、中国は石炭ストーブを沢山使ってそうですよね。

image by: Nahorski Pavel / Shutterstock.com 

 

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